メンバーズBlog - まみチャン的山登りの勧め(NO.8)
ついに完登!124のドラマを残して!!
〜たった一つ心残りが〜
目指せ!岐阜百山 2006・5月〜2006・9月 NO.8
9月17日井出小路山の山頂に立ち、ついに岐阜百山を完登しました。
思い起こせば10年程前恵那山に登ってから約10年かかりました。
下山するとうれしさのあまり、
このコーナーにあれもこれもと書きたいことがいっぱいあったのですが、
丁度仕事が忙しい時期と重なり、明日こそと思っているうちに、
早こんなに時間がたってしまいました。
結果的に、この期間を空けたというのは、
頭を冷静にするのに丁度よかったような気がします。
完登してしばらくの間はお祝いのメッセージをいただいたり、
祝う会などしていただいたりして熱気覚めやらずで興奮状態が続きました。
そしてようやくこの頃気持ちも落ち着いて、
読んでくださってる方は何を一番知りたいだろうと考えました。
そこで
1)なぜ岐阜百山を登ろうと思ったのか
2)印象に残っている山など
3)完登して得たもの
などについてまとめてみようと思います。
1)なぜ岐阜百山を登ろうと思ったのか
このコーナーのNO3にも書いてありますが、
私自身が岐阜県民であることが一番の理由です。
山を登り始めてから岐阜の山はなぜか私をとってもひきつけました。
そうこうするうちに「ぎふ百山」の本を入手。
当初はとても無理とあきらめていましたが、
「百山の会」に入っている友人が完登、
山岳会の仲間にも完登した人がいることがわかり、
山頂で会う方たちに情報を得るなどしているうちに登ってみよう、
やれるとこまで!
と強い気持ちになりました。
すると運のよいことに他の会の方で一緒に目指す人たちも見つかり、
インターネットなどでの情報も得やすくなって追い風状態でした。
バリエーションも豊富でこんなに面白い山は他にはないよ!!
逆になぜみんな登らないの?と聞きたいくらいです。
このコーナーを読んで是非登ってみようと思われる方がふえることを期待しています。
2)印象に残っている山など
やっぱり笈ヶ岳は最高!でした。
名前といい、めったなことでは人を寄せつけない山の風格といい、
なにもかもがよかったです。
(お金も最高にかかったという影の声も…)
難易度の高かった山は不動山です。
徳山ダムが冠水するというタイムリミットがあり、
今年の残雪時にどうしても行かなければ…
という追いつめられた思いがあり、歩行時間も長い山でプレッシャーが大きかったです。
一日の歩行時間が最長の山は井出小路山。
登山口のから沢に下りてまもなく暗くなり始めました。
真っ暗な林道を7人登り終えた満足感で気持ちだけは元気に歩きました。
たった一つの心残りは高樽山です。
雨の中山頂を目指したのですが、三角点も見当たらず、
これだ!という確証もなく、地図を見て「ここしかない」と強引に決めました。
でも、あとで他の人に聞くとひょっとしたら違うかも…?と不安になってきました。
来年再度登って今度こそ確信を得たいと思います。
3)完登して得たもの
124の山には124の忘れられないドラマがありました。
ヤブ、沢など経験する中で学習したものはいっぱいです。
恥ずかしながら初めの頃は地図を持たないことがあり、
今思い返すとよく行けたなあと思います。
尾根をはずさないこと、迷いやすい二股に分かれている所は帰りにわかるよう、
振り返ってマーキングすることも学びました。
過日尊敬する各務原山岳会の日比野和美さんの講演をお聞きする機会がありました。
話の中で山に登るには
“6T(7T)”
1)体力
2)体験を積む
3)地図を読む力をつける
4)天気をよむ力をつける
5)地形をよむ力をつける
6)地域をよむ力(ヒル、アブ、林道崩れなど)
7)大志(気力)が大事と言われました。
1)〜6)についてはまるでダメな私ですが、7)だけはとっても誇れます。
ひたすら“執念”あるのみで突っ走ってきました。
“執念 岩をも通す”でした。もう一点、一緒に目指す仲間の存在も大きかったです。
この二点に支えられて完登できました。
*NO.7以後の山リスト
山名 | 登山月日 | 標高 | 登山口 | 備考 | |
1 | 高樽山 | 2006.5/28 | 1673m | 高樽林道・真弓峠 | ヤブ |
2* | 若丸山 |
6/11 |
1286m | 熊河谷 | 沢・ヤブ |
3* | 白木峰 |
7/8・10/15 |
1602m | 発電所取水口 | 気持ちのよい稜線 |
4* | 鎌が峰 |
9/3 |
2121m | 野麦峠 | ヤブ |
5* | 井出小路山 |
9/17 |
1840m | 井出小路林道
から沢橋 |
沢・ヤブ |
*印はHPに山行報告が掲載されています。
今までは何をおいてもぎふ百山を優先してスケジュールを調整してきましたが、
終わってみて実に楽に行きたい山を選べるようになりました。
これからも体力がついていく限り山に付き合ってもらおうと思っています。