メンバーズBlog - スマホの小劇(Heli-Ski)
スキーの歴史は古く、その起源は紀元前2500年、あるいはそれ以前の神話の時代まで遡ることができ、北欧、ウラル、アルタイ地方、シベリア、中国、朝鮮半島、樺太など広い地域で、スキーについての記録が残されている。これら古代スキーは、いずれも“かんじき”の役割を果たすものでそれが次第に縦長の板状のものとなり、いくらか滑走の機能をもつことから、スキーの原型と考えられるそうである。
日本では、1902年(明治35)に起きた青森歩兵5連隊約200名の八甲田山雪中行軍遭難事件がきっかけとなって、軍隊を中心に、雪上の交通手段としてスキーの研究と導入の機運が高まり、1911年(明治44)、オーストリアのデオドール・エドレフ・レルヒ少佐(1869〜1945)が豪雪地高田の第13師団に着任した。ここに日本初の本格的なスキー術の講習会がレルヒ少佐によって行われた様である。また、1930年(昭和15)映画と著書「スキーの驚異」で世界を席巻したシュナイダーが来日し、在籍1ヶ月、映画と講演、雪上での実技指導は当時生の情報に乏しかった日本のスキーヤーに決定的な影響を及ぼしたそうである。こうしてスキーが冬季スポーツとして脚光を浴びるようになり、1924年シャモニーにおいて第1回冬季オリンピック大会が開催された。
この様に元々は雪山を歩く道具であったスキーであるが、ゲレンデにリフトやゴンドラが設置され、滑りの楽しい部分だけを遊べる様になった。
最近ではスキー場でも圧雪しない部分を楽しめるところも一部ではあるが、ヘリスキーではゲレンデを飛び出し思いっきり新雪を滑ることができる。山スキーでも新雪は充分楽しめるが自力で登れる以上のところへは到達できない。ほんとに美味しいところだけ、全く贅沢な遊びである。
標高2,000m 超の稜線は素晴らしい、こんな場所でスキーを走らせる事が出来るのは全く異次元の体験であった。
Heliで5-run 標高2,000mを超える稜線は素晴らしい、こんな所を滑れるのはまさしく夢の世界ですねぇ!!
ランチタイムです。