メンバーズBlog - 白馬岳みたまんま登山
白馬岳【第34回 市民登山】
2010.07.30-08.01
・山に行きたい
・白馬岳に行ってみたい
・大雪渓でアイゼン履きたい
ウチの大切な泊まり山行として日程を空けるには少々勿体ないが
アイゼン未経験のウチとしては、いい機会だったんで
市民登山として兼ねて参加した。
よくある●●ツーリズムが10数人に1人のガイドと違って
アットホームと言うか、8-6人に対して2.3人のガイドをつけるぐらい
サポート体制としては細やかに行き届いている。
まぁ、比べると・・・ってことやけど、
実際に一般参加者が大怪我をした場合は、同じなのかもしれない。
でも、設定上としてはそうならないように考えられてはいるが
何がおこるか分からないのが山なんやろなぁ
で、ウチはウチなりに楽しもう♪ってなワケで金曜の夜20時にバスは出るデル〜
大型バスに乗ってます♪
まずは会長のご挨拶から
隣に座ってるOちゃんはいきなり『プッシューーーーっ』
『うわっ!ずるっ!!!!』
ビール呑み始めるし・・・
『だって、晩ご飯やもん』
ウチも持ってくればよかった・・・と後悔_| ̄|○
SAでビール探したけど・・・キリンフリーしか見当たらず_| ̄|○
ズーーーーーーっとグダグダしゃべりながらも、
最後の1時間ぐらいは二人とも爆睡(-。-)y-゜゜゜
24時頃、白馬の麓に到着し
冬季限定のような宿に仮眠宿泊する。
TVのチャンネルがダイヤルやし( ̄□ ̄;)骨董品や
布団も重くて湿気てる
けど・・・ウチは布団で寝られるだけでシアワセ
『さっき、バスの中で寝てたけど、寝られるかなぁー』
そのまま続けて寝たらいいんやけど、すっかり目が覚めたしな(^▽^;)
『イビキうるさかったらゴメン』
『歯ぎしりしたらゴメン』
『寝相悪かったらゴメン』
・・・と3人でそれぞれ、お断りしながら消灯する
『プピっ』
寝屁ではございません。
たぶん・・・
そんな鼻息ひとつふかしただかで、ウチは即刻爆睡したらしい
どこでも寝なきゃいけないときに寝られるって
すんげーーーー特技かも
あっと言う間に朝(ノ´▽`)ノ
うん、快眠
布団が湿気てる、枕がかわると寝にくいなど、いろんな人も居たらしいが
どんな文句や不満を言おうが寝たもん勝ち
うはははは
朝からあんまり食べられないが、オニギリ以外は完食
朝からウ●コをしたいが、そのまま山へ残したオニギリと共に山へ持って行くことにする。
■ 05:30 宿 発
宿からはタクシーに分乗して猿倉へ向かう。
タクシーの地元のおっちゃんは、ようしゃべる。
雪渓がどうの、落石事故があっただの・・・
ええっ!?( ̄□ ̄;)死亡!!!???
1週間ほど前に、ウチと同じ名前の人が落石でなくなったそう
その人の歳は76歳やけどな(;´ω`)
途中、鉄塔のテッペンに止まっている“こうのとり”を目撃しつつ、猿倉へ到着
トイレや準備体操をして出発
■ 06:15 猿倉 発
6人の市民参加者の前後に山岳会員が一人ずつ、まんなかにウチ
今回は合計9名のパーティで動きます。
ここから大雪渓までは、なる〜い登りとなる。
フワァーーーーーーーーーーーーーー〜〜〜〜
雪渓から涼風が流れこみ、加齢臭を一気に吹き飛ばしてくれた(ノ´▽`)ノ
『おつかれ様!ようこそ大雪渓』
って・・・これから疲れるねん!っちゅーねん
■ 07:20 白馬尻小屋 着
ここで大休止をとり、撮影大会
アイゼンチェック
さぁ、出発!
少し登ると、雪渓となる。
うわーーーーっ!アリンコのような人間がいっぱい見える。
まさに、アリの行列って感じ((( ;゚Д゚)))
アイゼンを装着する。
初めてのアイゼンやぁ
ザクっ!
ザクザク!
『おおっ!ガッチリいけてる』
『カカトをひっかけるから、ガニ股で歩くな
まっすぐか、内股気味に歩くように』と言われてた。
んがっ!
ズベっ!!!!
何かにひっかけた!
12本爪で前にも爪があるから、雪渓に刺さったまんま足があがらんかった。
足を引かないとアカンのやな。
ウチの歩き方が悪いんや
Wサンの歩き方をみてマネる
『お、歩きやすい』
んが、見かねてか、Wサンから指導がはいった
『アイゼンの重みで下ろすように一歩を踏み出せ』と
斜登行やターンや、コツをいろいろ教えてもらった。
まぁ、これだけでも来た甲斐があったかな。
でも・・・みんな遅いっ!
もっとリズムよく、ザクザク登りたいのに、鈍いっ!
これじゃ、アイゼンつけてる意味がないぐらい鈍いがな(ーー゛)
ちょいと登っては止まらないといけないぐらいのスピード
ウチのペースや歩幅が悪いんかいな?と思ってしまうわ。
ほんまにそうかもしれんけどね。
足に気持ちいいリズムで歩くと、息ゼーゼーになるしな。
しんどいけど・・・(;´ω`)
はい、そうです。
今回の山行はまったくもって、心拍数が爆発しましぇん。
うおぉぉぉぉおおおおおおおっ!山登りは爆発だっ!
・・・・・とは言わん(ノ´▽`)ノ
ボツボツ登りながら、落石がないか、目を前に、耳を澄ます。
下を向いて黙々と登る人の多いこと・・・
小休止しながら景色のいい下を向いてる人の多いこと・・・
ウチらは山岳会員による落石チェックをおこたりません。
時折、山の斜面が崩れ、ガラガラと石が落ちてくるが雪渓まではたどりつかない。
時折、雪渓を横向きカニ歩きで降りてくる人もいる。
それにしても、サングラスを持ってきていない一般市民参加者もいる。
大した距離やないし、曇りやし、いらんかもしれんと思いがちやけどなぁ
老人なんだから、スグに目をやられへんかいな?
ウチは目が弱いから雪ではサングラス必須ですわ。
■ 09:50 大雪渓 終了
やっとこさ大雪渓の終了点
んがっ!
なんちゅーーーーーーーっこちゃ!
イラっ<`〜´>
ガレた岩場に大量の人、人、人、人ゴミの山
登山道もへったくれもあらへん
通り道や歩きやすそうなとこ全体に人、人、人、人ゴミの山
手前でアイゼンをはずすと大迷惑なんで、上のほうまで登っていくが
ちょっとした拍子に落石をやっちまいそうで怖い( ̄▽ ̄;)
雪渓を歩くよりも、よっぽど注意しないと人災になってしまう。
ドコを踏んでも、石がゴロゴロ&人がゴロゴロ
ああ、いやだ
慎重に歩きながら、通り道に座ってる邪魔な人に『どけ』と言わないが
『もうちょっと寄ってもらえるとありがたい』
と言いつつ安住の地を探してアイゼンを脱ぐ
雪渓の横に沢があり、スノーブリッヂがかかってる
『渡れるか?』
沢はけっこう広くて、どこまで内側にえぐれてるか、ようわからん
ま、渡るつもりもないけどな。
突然
『ゴオラァァアアアア!危ない!端によるなぁ』と
下の登山者に向かって叫ぶオッサンが居た
スノーブリッヂ&えぐれがあるから注意したんやろーけど・・・
下から登ってても見えてるっちゅーねん!
道もそれてないし、誰も、危なくないっちゅーねん!
アイゼンを脱いで再スタート
お花がきれいに咲き乱れてます・・・
ウチがその場で花の名前を言えるのは
・コマクサ
・イワカガミ
・キヌガサソウ
・チングルマ(ついつい、チンマルゲと言い間違えそうになる)
花の名前・・・食えないし、自分が育てることができないんで覚えられない・・・
小雪渓も、雪の深いところだけ整備してありアイゼンなしで通過OK
ほどなく、下の山小屋が見え
すぐ上に白馬山荘がある。
1200人収容の巨大小屋や。
空身で旭岳に向かう登山者といっぱいすれちがう。
長野と富山を股にかける女が
今、到着\(^^\)三(/ ^^)/
■ 13:00 白馬山荘 着
新館は二階建てロフト式で広いしキレイ
荷開きをして、ひと段落
こんな早い時間に着いたら、宴会するしかないやん
っつーか、早くても遅くても宴会やけどね
そしたら、ウチのパーティの参加者数人が白馬の山頂まで行きたいっつー。
『昼の山頂も、朝の山頂も違うもんだから』と
どうせ、飲む時間が早くなるだけやし、山としても物足りないから同行することにした。
はははは
ガスでまっしろけ( ̄▽ ̄;)
明日はバタバタするやろし、ここでゆっくり撮影会
それにしても人が多いなぁ
山ガールも、山姥もいっぱい
山スカにボーダースパッツ(^ε^)♪かわいい
かわいいファッションを楽しめる程度の山っつーわけですわな。
『山スカート穿いたら?』(笑ったる)と言うWサン
『あ”ーーーーっ?ムリっ』
『あれじゃ、ヤブコギも岩場もムリやな。
ヤブコギには作業着がイチバンや』
『所詮、その程度の山しかやらないって象徴の服やん
それに、風が吹けばペロンとめくれるわ』
と山スカが似合わないのを棚にあげ、負け惜しみを言うウチ
ギャハハハハ
『がーーーーっ!負けた』
還暦の会長が高校三年生たちと山頂まで競争してた。
さすがにダッシュ短距離では勝てなかったと
んが、下りもまた競争してて、それは勝ったらしい。
『まだまだ高校生ごときには負けへん!』
部屋にもどり、くっさい体をデオドラントシートで拭いてたら
『どこ行ってたーーーん?ハヨ来てやぁ宴会始まってるで』
と、山頂に行かなかった組がすでに呑んでるらしい
いそいで、担いできた酒とオツマミを持って、売店で生中900円を買って行く。
白馬山荘には自炊スペースと称するフリースペースがありありがたい
そこで、火も使えるし、持込飲み食いOK
すでに、みんな出来上がってるし(^▽^;)
ちょっとの酒でもうグデングデン
さすが高度があるだけにスグに酔っ払い
個人情報の保護のため・・・(;´ω`) 割愛・・・
山岳会員も、市民参加者もみなさん一緒に宴会できてヨカッタです。
チーズ、チョコ、サラミ、するめ、
あああ・・食いすぎて晩飯がまったく食えなくなってしまってごめんなさい
ビフォーアフター
給食が全部食べられずに居残りしてる小学生のようにチビチビ食うが
最後は時間切れとなる
宿泊者が多くって、ある程度で時間を切られる
山にきて、これは悲しいな(;´ω`)
そのかわり自炊場がフリーだからヨシとしようか( ̄▽ ̄;)
部屋にもどり、重い湿気シケの布団を敷き
『さよなら』とひとこと、頭まで布団をかぶり撃沈
19時
・・・・・・・・・・・
よく寝た・・・もうすぐ朝?と時計をみると
なんべん見ても23時( ̄□ ̄;)
げーーーーーーーっ
誰か起きてたら、もうひと宴会できるやん!
んなわけなんで・・・
星も見に行きたいと思いつつも、腰をあげると目が冴えそうやから
そのまま寝る
そんなフワフワした状態を一晩のうちに何回か繰り返し
『日の出見に行くでー』と最後は起こされる。
■ 04:00 起床
Nサンに『ご来光行くよー』と起こしてもらった。
フリースとカッパを着て準備
そこそこ空気は澄んでるがご来光が見えるかどうかは微妙
■ 04:50頃 日の出
ま、こんなもんかなーって言うレベルの日の出を拝む
太陽に向かって拝むとエエことがあるんかいな?
ウチは見るだけで拝まない。
三角点も太陽も崇拝する趣味はない。
太陽礼拝のヨガでもやってるほうがよっぽどええわ
丈夫な三角点よりも「白馬岳2932m」と書いた指標のほうが
みーーーーーんながもたれて触るからグラグラになってるわ。
写真撮って遊んで、ダーーーーーっと降りて
剱岳がみえます
さ、メシメシ(^ε^)♪降りて朝メシ
っつーか、食券を持って待たされるって嫌やなぁ
はぁ・・・
あんだけ立派な自炊場があるなら素泊まりのほうがええわ。
昨夜はお残ししたけど、今朝は完食
おいしゅうございました。
腹に入れたら、出して、ハミガキして、部屋の忘れ物チェックして集合出発
■ 06:00 山荘発
朝とは打って変わってガスガスの山
また、小屋から15分程度の白馬岳山頂に登る
白馬岳の山頂付近はガスってる
Wサンが『今日はブロッケンがでるな』
ほら!
おおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおっ!神々しい
初めて見た!
まるで、ウチってマリア様みたい(^ε^)♪
■ 07:00 三国境
青空に月がぽっかりと浮かぶ
雷鳥親子も発見
お花の名前は知らんけど、いっぱい咲いてるし
チングルマの毛
コマクサの群生
Oちゃん写メ中
■ 07:45 小蓮華
前に続く稜線
振り返ると歩いてきた稜線
雲が綿のように白馬岳にかかる
ウチの家から名古屋まで25キロを歩くよりは、よっぽど楽しいなぁ
自分の足で歩いてきた
一歩ずつ足を前に出したから進めた距離
それが目にみえる絶景かなー(ノ´▽`)ノ
あっと言うまに白馬大池
■ 09:25 白馬大池
ちょっと大休止
晴天やったら、もっとキレイに湖面へ山が映るんやろなぁ
白馬大池を越え、目の前にあるゴロゴロの石をピョコピョコ登る
もぉ〜登りはないかなぁ〜なんて思ってたから、疲れるけど
普通の登山道を登るよりは楽しい
■ 10:30 乗鞍岳
しょぼい雪渓やのに、セオリー通りアイゼンを履く
まるでムカデ競争みたいな隊列や
その横を歩くWサン
100mもあったかな・・・すぐにアイゼンを脱ぐ
大岩ゴロゴロの天狗原をくだる。
栂池の近い場所に水場がある。
美味しい水を汲み、グビグビと飲む。
まもなくゴールやからトイレもあるし、もう水分制限しなくてもいいもんね。
木道を歩くと、あっと言う間の栂池のゴンドラ駅
■ 12:45
自分に御褒美の野いちごソフトを食べてご満悦(^ε^)♪
家で待ってる家族に、なんぞお土産でも・・・
おおっ!
またまた発見してしまった!
雷鳥の卵・・・・・・・・・・とハナクソ
お決まりの温泉入って蕎麦食ってチャンチャン(ノ´▽`)ノ
白馬山荘で買った自分のお土産はバンダナでした。
高速の渋滞があったけど、無事、誰もケガや故障なく到着しました。
■ 21:00頃 犬山着
オシマイ