標高1000Mの畑薙大吊橋を渡り、最初の山頂 「茶臼岳」 茶は抜けています
来年の年賀状はこれで決まり、下から見上げるとなかなか立派な 「兎岳」
小赤石岳の頂上に現れたオコジョ、我々の加齢臭に誘われて出てきたか?
昨年完成したばかりの荒川小屋(冬季小屋)、非常にきれいで快適な小屋
「This is the 南アルプス」 このボリューム・重量感・迫力 荒川東岳(悪沢岳)
千枚岳より望む歩いてきた山々、左より「上河内岳」、後方に「茶臼岳」、「聖岳」、「赤石岳」
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福島県檜枝岐の尾瀬登山口 岐阜・長野・新潟各県を通過してやっと着きました
広沢田代の木道 高原の散歩道を歩く
思わず、お供えをしお参りしたくなるような山頂
燧裏林道の上田代 吹き抜ける風が心地よい 尾瀬ヶ原とは違った雰囲気
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40年ぶりの富山地鉄、上市行き
早朝からの喧騒も去り、静かな頂
別山より望む富山平野と富山湾
お花畑の中のキャンプサイト・五色ヶ原
薬師岳はガスの中、時折切れ目から金作カールが見える、右下にスゴ乗越小屋の赤い屋根
台風が接近中の双六小屋
♪♪ 雨が降りテルテル坊主が泣いても 私たちは泣かないで山を見つめる
山の子は 山の子は みんな強いよ ♪♪
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【装備の信頼感】
我々の登山活動では、週末日帰りまたは1泊程度が主体であり、事前の天気予報により登山計画を見直しその結果山であまり悪天候に遭遇することはない。こうした事前情報による、安全登山、快適な登山はもちろん重要な事であるが、一度荒れると猛威をふるう自然の中で使う山の道具を、十分に使いこなし又多くの山行を共にした信頼ある装備類は、われわれにとって貴重なパートナーであり財産であると思う。それゆえ入山前の調整・点検や下山後の手入れ補修は、当然のことと言える。
しばしば引用しているガストン・レビュファーは以下のように述べている。
『きびしい試練にさらされる可能性がある以上、装備は各山行に先立って完全な状態でなければならない、ごくささいなことでも重要なのだ。靴、ズボン、ヤッケが、ほんの少しでもほころびていてはいけない。ビブラム底が少しでもはがれていてはいけないし、セーター、上着、ストッキングが短すぎているとか、靴紐が切れているようなことでも、きわめて厄介なことになりかねない。自分の用具に信頼が持てるということはひとつの安全策であり、身につけている装備で気分がいいことは喜びの源である。』
靴底がはがれテープで仮止めしながら行動する登山者を見かけるが、あらゆる場面で信頼できる登山装備と一緒のほうが、もっと楽しく快適で安全な山行きが出来ると思う。
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【ザックを購入する時】
先回紹介したレビュファは「雪・岩・氷」の中で、ザックについて次のように述べています。
『ザックはとかく大きすぎるものを使う傾向があるが、肝心なことは中身を上手につめることだ。ザックには驚くほどたくさんの物が入るものだ。これは要するに入れ方と慣れの問題である。ザックのかさが小さく背中からはみ出すのが少ないほど、重量は背中と肩の近くにかかるから、たとえ重くても軽い感じがするものだ。』
『便利であるということを口実にして、理想的な型につねに何かしら付け加えようとする傾向がある。完璧ということは、もうなに一つ付け加えるものが無くなった状態をさしているのではなく、もうなに一つ取り除くものがなくなった状態をさしているのだということを、人は忘れがちだ』
現在の専門店に並べられた多くのザックの中から、お気に入りを一つ選び出す事は大変な作業かもしれません。この本は1970年に書かれたものですが、現在のようにザックの形状・機能・サイズ・ブランドなどが豊富にある時ほど、このような考え方があることを思い出してはどうでしょうか。
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【山用具を購入する時】
フランスのガイド、ガストン・レビュファはその著書「岩・雪・氷」の中で、このように述べています。
『装備と用具をそろえる時には、荒天の際にどのように耐えてくれるかを考え、つねに品質が最良のものを選ばなければならない。また装備と用具は、予定している山行に適応した物でなければならない。』
『装備は、凍りつくような寒い日か、ザアザア降りの日を選んで買いに行ったほうがむしろいい。丈夫で暖かい品物を選ぶことに影響するだろうから、たとえ町での悪い天候が、4,000メートルでの嵐に比べれば問題にならなくても、装備と用具が必ずそなえていなければならない品質が、よく思い浮べられるだろう』
ゆめゆめ在庫一層セールや開店セールのハガキに惑わされて、「安物買いの・・・・・・」にならないように!
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【下降器 左:ヒラリカン 右:エイトカン】
懸垂下降(肩がらみ)を教えられ、ゲレンデでよくトレーニングをしました。
当時の山用の服装はウール又はコールテンのニッカスボン(お尻が二重)をはいていました。それでも摩擦熱でお尻が熱くなり、ちょっと油断すると首をやけどするなど要領と慣れが必要でした。
ヒラリカンを購入したとき、これでお尻の熱さや不安定さから開放されると大いに喜び、岩登り用具で器具を使い始めた最初のものです。
その後に使い始めたエイトカンと比べるとザイルの流れは速く、スピードコントロールが
必要です。下降器・確保器・ユマールなど用具は発達し、より安全確実に岩場での行動が可能になりましたが、これらの用具がないと身動きが取れなくなる登山者が増えるのではないかと危惧しています。
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【シャルレ 10本爪】
プレスアイゼンが出始めた時は耐久力に問題があり、重荷を背負った縦走や
岩と氷のミックスには向かないと聞かされていました。ところがこのアイゼンの
頑丈さは尋常でなく、岩と氷のミックス帯の縦走でも爪は曲がりも折れもせず、
またブルーアイスに思い切り蹴り込みながら登っていたとき、一部露出した岩に
蹴り込んでしまったがアイゼンは無傷で岩の一部欠けてしまった。
登山靴には一本締めベルトで装着、現在のワンタッチ式アイゼンと比べると
着脱には相当な練習が必要で、下宿の畳の上にダンボールなどを敷き、毛の手袋をはめて
その上でアイゼンの着脱練習をしていました。
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【シャルレ モンブランガイド】
かってピッケルは登山者にとって登山用具以上の存在でした。
戦前からのスイス製のピッケルに対して、フランス製のこのピッケルには
カラビナ用の穴があり、シェルンドを乗り越えるための梯子となるよう
ブレードに穴、かなり機能を考えたデザインと思います。
(もっともカラビナ用の穴以外は一度も使ったことはありません)
確保用にハンマーで打ち込んだことや、ダイナミックビレーではアイゼンで
踏みつけたことなど、ずいぶんとハードな使い方をしていました。
今もピッケルに残る傷跡を眺めていると、当時のことを思い出します。
シャフトは木製の為、入山前にはアマニ油を塗り下山後はペーパーで
ささくれを磨くなど、暇さえあればピカピカに磨いていました。
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【ホエーブス】
学生時代には年間100日以上は山で過ごしていました、そのほとんどが
このコンロと一緒だったような気がします。
高山でも氷点下の冬山でも安定した火力は絶対の信頼感がありました。
その反面取り扱いのミスによる事故も見聞きしたものです。
燃料のホワイトガソリンは低温下ではあまり臭いがしません、そのため水と
間違えて飲んでしまったとか、ガソリンの給油中にローソクの火が引火し
火事になった事など聞かされました。
昔々のことです、5月連休中の涸沢で夕食後のコンパ中に、近くのテントが一瞬に
燃え上がったことがありました、ガソリンコンロの取り扱い不注意による火災だったようです。
その夜は先輩たちからガソリンコンロの危険性と、取り扱いの説教を延々と
聞かされました。
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