メンバーズBlog - nisizawaさんのエントリ
今年ニュージーランドへヘリスキーに行けたのは運が良かった。犬山山岳会に入会していなければ行けていなかったと思うし、今年は勤続30年という節目で長期休暇の取得と勤務先から海外旅行に対する補助が受けられるという幸運にも恵まれた。海外ヘリスキーの話が出たときにはまたもや渡りに船、こんなチャンスは見逃せない。5月の連休前には母親が脳梗塞で倒れるなど危うい状況もあったが、一時よりは時を経るに連れて回復してきており病状も安定している。
その後6月頃にはニュージーランドへ行くことが決まり下調べを始める。
携帯電話は設定が必要なのか?? AUのホームページで確認してみる。
ななな、なんとニュージーランドでのCDMA電波サービスが2012年7月31日で終了?
あと3週間待ってぇ〜〜〜
と言っても始まらない。なんと,IS-03は8月にはニュージーランドで使えなくなる事が判明。
携帯を変えるか、いやまだ1年ちょいしか使ってないし便利に使ってる。
ネットで海外での通信手段を確認してみる。Wi-Fiが繋がればSKYPEで電話が掛けられる事が分かった。ニュージーランドでのWi-Fiの接続状況を確認してみる。都市の図書館では使えるようだがわざわざ図書館へ出向くのは不便、マクドナルドは使えるみたい。ニュージーランドにマクドナルドはどのくらいあるのかネットで調べる。おおきな街にはだいたいありそう、うん、これなら行けるかも!
出発前にはこんな事もありました。
秋ですねぇ〜
2010年は松茸の当たり年でこんなのも取れたのですが、今年は無理かなぁ〜
クライストチャーチ到着時は生憎の雨、しかしヘリスキーの日だけは最良の天候の日を選びたい。スマホでニュージーランドの週間天気予報を確認するとニュージーランドの南西に高気圧、クライストチャーチ付近に低気圧、日本で言う西高東低みたいな気圧配置となっており南西から天候が回復してきそうな感じとなっている。Mt.Cook付近は木曜日から金曜日には高気圧に覆われ快晴が見込まれた。
まずはヘリスキーの予約を入れる。クライストチャーチのエアポートはメルアドの登録で30分間は無料でWi-Fiが使えた。渡航前に手続きを済ませたSKYPEを使ってみる。SKYPEはSKYPE同士なら通話は無料だが一般電話や携帯電話に掛けるには月額プランも存在するが、プリペイドで¥1500支払っておけば世界中どこへ掛けようが料金は1分¥3程度で済む。SKYPEで一般電話や携帯電話に掛けるにはどこから掛ける場合も国番号+電話番号、となる。 Mt.Cookのヘリスキーは金曜日で予約が取れた。
今日は日曜日、金曜日まで中4日間ある。せっかくなら天候の良い場所で観光したい。天候は南から回復してくるはず。キャンピングカーでの移動は融通が効く。クライストチャーチで買い物を済ませて天候の良さそうな南にハンドルを向ける。
ニュージーランドの日程とルート図
次回はニュージーランドに先立ち
車に初めてカーナビを導入したのは15年くらい前になるかと思うが、使い始めてこんな便利なものは無いと感じた。天気の良い昼間だと周辺の山や町並みから凡その自分の位置は向かっている方向などはある程度把握できるものであるが、夜道でマイナーな道路に入りこむとまず方向が分からなくなる。仕方なく暫く走ると自分の今居る位置も分からなくなりパニックになる。こんな時にはカーナビは大いに助かる。また突然の渋滞や通行止めに遭遇した際に迂回路を探す時も非常に役立つ。
山でもGPSは大変重宝する。道に迷いそうになったときや特にホワイトアウトした際には地図とコンパスは殆役に立たない場合も十分ありえるのでこんな時はGPSが一番役に立つ。とは言えGPSは電子デバイスである以上当然弱点も当然ながら存在し、使用にあたってはその弱点を認識して持ち歩く必要がある。特にバッテリー切れや、めったには無いとは思うが故障や、躓いた際に液晶画面を壊してしまうと言った事も無いとは限らない。
いずれにせよ山歩きと同じくリスクを最小限に留める努力を怠らない事は必要である。
GPSは最終手段にすべきでは無く、地図とコンパスを使える様に常日頃使い慣れておくことも必要だとも思うが、地図に関しては頭に入れておくのがBESTではある。しかしながら初めての山ではなかなかそうも行かない。とは言え地図だって紛失してしまうリスクが必ずしもゼロではない。
かつてむかし、電卓が普及し始めた頃は電卓よりもそろばんの方が計算が早い人は沢山みえたと思うが、それは足し算引き算の世界、掛け算、割り算、三角関数となってくると電卓にはもはや太刀打ちできない。脳みそを鍛えるという側面ではそろばんの方が良いと思うが、生産性を考えた場合はやはり電卓には適わなくなってしまっており、もはやオフィスでそろばんをはじく姿を見ることは無い。
私が学生の頃はドラフターを使って図面を書いたものだが、もはや過去の遺物、CAD⇒3D-CADへと進化してきた。設計者には二次元図面で三次元空間がイメージできる能力が不可欠と言う人も居るが、もはやそんな時代では無くなってきた。3Dで図面を書かないとシミュレーションに使えない。(少々道が逸れてしまった)
次回はニュージーランドでの報告を少々
下記はMt.Johnハイキングのトラッキングルート
私がスマホに乗り換えたのは犬山山岳会に入会する直前の昨年(2011年)5月、きっかけは立山のバックカントリーツアーに参加した際にツアーゲストの一人がi-PhonでGPSを使ってトラックログを記録していた事を目撃した事であった。i-Phonと言えばその頃はソフトバンクの独占状態で、(実は私も携帯は家族に合わせてソフトバンクを使用していたが)立山で繋がる筈のない携帯がGPSとしては使えることを目の当たりにしたのは衝撃的であった。それまでもGPS付きの携帯は普及していたが地図を読み込みながらなので電波の届かない山岳では使えなかった。山歩きをする際にはGPSがあると便利であるが、なんせ高価で購入を躊躇していたところだったので直ぐに飛びついた。
自宅に帰り直ぐにスマホ選びに入る。i-Phonも選択肢にはあったがMicroSD、ワンセグ、お財布携帯が使えない、に加えてソフトバンクは山では繋がらないのが最大のネック、以前から乗り換えの必要性を感じていたところでもあったが、たまたまAUの販売店の前を車で通りかかると「IS-03が¥0」の看板が目に飛び込んだ。
ガラケー機能満載のスマホが発売から半年で既に¥0とはびっくり!! 乗り換え条件付きではあるが乗り換えを検討していた私には渡りに舟、自宅に帰りIS-03とGPSの活用例をネットで検索してみるとIS-02から既に活用例が出ていた。立山で目撃した際はキャッシュに地図を取り込んでおいてその地図を使っていたが、「カシミール」を使えば国土地理院の地図に位置データを合成してGPS地図として使えることが解った。(実際は国土地理院の地図でなくとも、例えばGoogle Earth の様な航空写真にでも手書きのビットマップ地図にでも位置データを合成して使えるし、Google EarthにはGPSデータを読み込む機能も持っている様である。)
下記は今年の夏のニュージーランドでのヘリスキーのGPSログをGoogle地図の航空写真を使ってカシミールで表示させたものです。 (左上がニュージーランドの最高峰Mt.Cookです)
こちらは同じくGoogle Earth にGPX file を読み込んだもの
もちろん IS-03 にて取ったGPSログです。
つづく