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メンバーズBlog - さんのエントリ

男山ダイレクト

カテゴリ : 
岩!ガン!クライミング
執筆 : 
 2012-7-17 11:31

■男山ダイレクト 1851m

■日程:2012年6月23日(土)4:00発〜5:30帰宅

どこの山に行きたいか?
本やネットなどを見ているうちにビビっとインスピレーションがくる出会いがあるものです。
今回は、日帰りでサクっといけそうなところを友人と話していて教えてもらった山です。

ルート名も面白いし、どの情報を拾っても展望がごっつええらしい。
いろいろ調べているうちに自分の山となり、イメージが膨らんでいくのが楽しいです。
 

いつも気になる天気予報
今回は段々晴れてくるはずやったのに・・・
ガーン( ̄□ ̄;)男山のてっぺんはガスガス
まぁ、山歩きになってもしゃーないわ!とボチボチとアプローチをつめていく。

シトシトぽつぽつと雨が降りはじめガスガスの中を抜けると止んでくれた。

事前情報によるとアプローチがキモ!
めっちゃ難しそうに書いてたけど、林道をまっすぐつめていって

途中にあった小川を越えてすぐに登るようなことも書いてあったが
もう少し先の行き止まりから踏み跡をみつけて尾根を上ると
木打ちしてあり、シカのフンもあり、なんとなく取り付きにたどりついたと思う。
が・・・もしかして、ほんまのとりつきは、もうひと尾根向こうだったんじゃないか?
なんて今でも疑念には思ってる。
ま、いっか(;´ω`)

この日の雲はひくく、久々の雲上の世界にでると天気は晴れ!
エエ感じやぁ

で、モロい岩を掴んだり落したりしたらイヤだなぁと思いつつ
あーだ、こーだと登っているうちに山頂に着いちゃったよ
っつーわけで登攀中の写真はゼロ(-_-;)

あと5メートルで山頂

 

八ヶ岳がキレイに見えるで!

山頂でちょこっと行動食をたべて、まったりしようにもハエにたかられ
ちゃっちゃと下山⇒蕎麦⇒夕方には帰りたかったから温泉却下(^_^;)

鳥のフンがついたから?

あうあう(;´Д`)サクに挟まれた!

佐久市だけにサクっと行ってサクっと登ってサクっと帰ってきました。
 

■交通&アプローチの参考サイト
http://blog.essential-line.com/index.php?FrontPage%2F2011-09-04
川上駅(1時間半)林道終点(1時間)第一岩稜(1時間半〜2時間)男山山頂(30分)
林道終点(1時間)川上駅

 

http://www6.ocn.ne.jp/~teppen/newpage298.html

■参考文献
男山1851m
1.特徴
川上村の北側村境の一番西側にある山である。
この山は奥秩父山系最西端の山に位置づけられており、
頂上の展望のよさと、あまりきつくない登山ができる為、老若問わずのぞめる山である。

2.登山ルート
☆川上村役場⇒0:20⇒男山登山口→3:00→男山頂上

3.展望
男山頂上からの八ヶ岳展望は最高である。
間近に八ヶ岳を望み、その裾野には高原野菜の畑が一面広がる絶景である。
また、東方を望めば、秩父山系の山々を展望することができる。

 

瑞牆山のバビルの塔40m大ヤスリ岩
5月27日 ミズガキ山クライミング


“今から20年後、あなたはやったことよりもやらなかったことに失望する。
ゆえに、もやい綱を解き放ち、安全な港から船を出し、貿易風に帆をとらえよ。
探検し、夢を見、発見せよ。”
「トム・ソーヤの冒険」
マーク・トウェイン


そんな話をした翌日に偶然にも決まった
瑞牆山本峰南壁「トムソーヤ冒険ルート」
大ヤスリ岩

この週末には3つものオファが重なっていた
Aサンとのクライミング
Nサンから外岩でのアブミ練習
Hサンからビバーク想定訓練(宴会)
何にもなければ大阪に帰ってFCの宴会&クライミングだって行きたかった。


んがっ、Aさんとはお互いの日程のすり合わせが難しいうえにチャンスも少ないし
約束が1番先やったんで当然、最優先となる。
そこへNサンがアブミ練習を教える予定だった人が来れなくなり
こちらへ合流したいとのことで同行することになった。
北八ヶ岳/稲子岳南壁左カンテルートも候補にあがったがNサンが1週間前に
登ってきたばっかりだというのでミズガキにきまった。


ミズガキまで車を走らせAサンと落ち合ったのがミズガキ湖ビジターセンター

ミズガキ湖までうちから3時間半ほど
車の運転が(特に帰り)が心配だったので、二人だと話もできるし交代もできるから心強い。
冒険ではあるが、道中は安全に行きたかった。


軽く呑んで、さっさと寝るつもりが突然の乱入者あり!(ノ´▽`)ノ
深酒しないように最低限の酒しか持ってこなかったのに
一升瓶ぶらさげてのご訪問者はAサンの大先輩N氏

水のように酒を呑むN氏を前にしてAサンは撃沈(@ ̄ρ ̄@)zzzz
先に寝てしまった人間は酒の肴になるわけで
多々の秘話を聞いたような聞いてないような…こちらも酔っ払いですから、はい。


結局、お開きになったのは午前2時半をまわっていた( ̄_ ̄ i)


けだるい朝をむかえ、食欲ゼロ
ただでさえ朝は動いてからしか食べられないのに。
ヨーグルトと小さいスティックパン1つをムリヤリ口の中に押し込む。
このあと、山から下りてくるまでに口にした固形物はチョコをひとかけらのみ。
なんちゅう低燃費なんやろ。
ただでさえ山に入ると食が落ちるのに、今回は最高潮に食べなかった。
それでもシャリバテはしないから不思議や。
だからウチの過剰装備は、ほぼ毎回余らせる食料である。


装備をふりわけザックにつめる。
あぁ、久々に重いザックや(;´ω`)


瑞牆山荘に着いてチャッチャと出発
■ 07:30


約2時間のアプローチや。
ボチボチと登ってもらうが、やっべーーー(^_^;)しんどい
昨日の深酒のせいか?
冬はBCスキーに行ったりランニングしたり、決してサボってたつもりはないんやけどなぁ
足が重いやんか!なんでやねーん!
自分でも、あれあれ?って思うぐらい歩きが遅い!

翌日になって太腿の前側が筋肉痛。
スキーやランニングとは山登りと使う筋肉が違うのを痛感した。
それとも、BCやランは自分に甘く、しんどくない程度でしかやってなかったのかも。

 

富士見平山荘まで着くと汗がひと通り出たからアップしたものの気持ち悪さが増してきた。
無視!むし!気にしない!
この程度なら忘れているうちに治るはず。
ありがたいことに、ここからは気持ちのいい下りとなる
(帰りは登りやから辛いけどね)

さすが、百名山
登山客も様々で賑わっている。

大ヤスリ岩(ローソク岩?)のあたりから登山道から右へそれて南壁の取り付きへ
道なき道をグサグサと木の枝を掻き分けて歩く。
子供にかえったみたいで面白いよな!

■ 10:00 南壁取り付き

『はい、登って』とリードを任された。
『うわーっ、初っ端からリードは怖いなぁ』

一登目はめっちゃ緊張する。
こんな程度でも落ちたらケガするもんな。
しかも・・・ボルトがないし・・・って当たり前か(^_^;)

■1P(ウチ、20m、3級)

 

しゃーなしに登り始める。
ほとんど木登りや。
登ったのはええけど、上でセルフとってビレイをせなアカン
えーーーーっと、どやったっけな?
ゴソゴソとセオリー通りに丁寧にやろうとすると時間は食うし考えすぎて足元まで注意がいかず、
ジャラジャラと小石をいっぱい落としてしもた( ̄_ ̄ i)ゴメンね

考えんでも勝手に手が動くように、近所の岩場で遊ぶときも
ツルベを想定してやっとかんとアカンなぁと思った。

手間どって遅いって分かってて自分で自分のことがイラっとするのに
『遅い』と言われて『チっ!』


次がちょいと難しい洞窟チムニー
『ウチ、チムニー苦手かも〜』って言えるぐらいチムニーを登ったことはないが…

全部、ウチがリードをやるってオーダーだったが離陸を試みて自分にはムリと判断
『RPなら登れると思う。初登はムリ。
せめて、ちょっと登ったとこに支点がとれればええけど、これはアカンわ。』

かなり悔しいがAサンに登ってもらった。

■2P(Aサン、10m+5m、4級+)

Aサンは最初から大股開きのステミングをするがそれを真似ようと思ってもウチは足が短くて届かんがな!

岩の狭いところに身体をはさみ背中を壁に押し付けツッパリとステミングを足して割ったような状態
ザックがガシガシと岩とこすれる音が洞窟内に響く
『パンが圧縮されてるな・・・』
他に壊れるもんは入ってなかったかなぁ

『おい、写真撮るからこっち向いて』とAサン

『えーーーーっ!今、必死やもん』

『っつーか、どっち向いてんだ!』

『そんなもん、しらん!登り易いように登ったらこうなった!』

あの・・・・今、写真でみるとロープがユルユルなんですが・・・


登ったことがある人がみると笑えるだろうなぁ
かなり器用な登り方かもしれん(w
足場がガバになったところで回転

『ちょっとー!安定したから写真とってよーーー』と要求

お疲れちゃん!やっと出れた。
リードならココで落ちてしまいそうな安堵感&乗り越しがえらい。
『よっこらしょ!』

最後にNサンが登ってくるが悪戦苦闘だった。がんば!
以前に洞窟だけを巻いて、この南壁を登ったことがあると言っていたNサン
あとでよくよく思い返すと違うルートだったらしい。


『そろそろ時間が厳しいな。リードを変わってサッサと登ろう』

うううう・・・1ピッチしかリードやってないのに(^_^;)


Aサンのリードにていやらしい木が横たわったチョックストーンを潜り
ロープの流れが悪いのでそこでピッチをきる


ウチやったらこの左側にあるガリーから登りたいと思った取り付きで遊びながらNサンが登ってくるのを待つ。
時間があるなら登りたかったな。

■ 3P(Aサン、20m、3級)

踏み跡のない巻き道だよな、これって。
『二人とも登ってきてーーー』と声がかかる。

アプローチ程度のところを登るんだけど、どーでもいいところで滑った(;´ω`)
まぁ、気が緩みすぎ、舐めすぎで肘をこすっちゃったよ

いい天気だったはずが雲が多くなってきて風がでてきた。
『寒い!寒い!』とAさん

『フッフッフ!ジャーーーーン』とウチはダウンベストを出す。

『ずるい!』

『おおおおっあったかーーーーい』

ビレイ中でガチガチ震えるAさんに
『しゃーないな、着せたろか?』とカッパを出して着せてあげた。


さて、3Pで2時間以上もかかってる( ̄□ ̄;)すでに1時ぐらいやったかな。
トポには下部だけで1時間40分と書かれていた。
さぁ、どうする?と聞かれたら登りたい!山頂まで行きたいに決まってる。
が、、、諦めなくちゃいけないのは明確や。
ジャッジをAサンに任せた。
自分のことは判断できても他人のことやトータルについての判断はウチには難しい。

トータル9Pほどあるのに、山頂についたら午後5時を回ってしまうだろうな。


これ以上登ってしまうと懸垂地点がないこと、時間がかかりすぎていること、
下部左岩峰とだるまフェースの間を抜けて下りられそうなので
ここで中止することに決定した。
『大ヤスリ岩のあたりで登れそうなところを登ろう』と。


Nサンはここで終了
大ヤスリはアブミがいるそうなんでNサンに借りる。
いろいろ細かく説明してくれはるが『大丈夫だから』とAサンが話しをさえぎる。
ま、いつものことだ。

一般登山道まで戻るとガチャガチャしたいでたちに注目が集まる。
大ヤスリ岩の基部に入り大テラスの上まであがる。

なんとも気持ちのいい空に向かってそびえる1本立ちの岩である。
まるでバビルの塔やん
いや、バベルの塔やったっけ?
超能力少年バビル2世はどっちに住んでたんだ?

でも・・・
『げーーーーーっ!何、この岩!掴むところなんかどっこもないやんか!』

『だからアブミ使うんじゃ』

40mの垂直の壁
『これを登れたら穂高の屏風もいけるぞ』なんて軽々しく言ってくれる。

アブミ、あぶみ、鐙

だいぶん前にネット雑誌でみたのは、棒がカランカランとしたちゃっちいヤツだったと思ったが
イマドキはデージーチェーンの大きい版みたいなもんなんやなぁ

アブミは実際に見るのも触るのも今日、今ここで初めてや。

『じゃぁ、登るからみてて』
Aサンのレクチャーはこれでオワリ(w
ま、いつものことだ。

グダグダ説明せんでも、ウチが見て覚えて体感して登ってくるのを分かっている前提だ。
それが出来るレベルのことしかやっていないとウチの力量を判断してのことやし
彼の目利きは間違いないと思ってるからこそ、ウチだって何としてでも登る。

Aサンは本人談によると、かつて登攀界では名を馳せた人物らしいが、
それだから信頼しているわけではない。
クライミングを昔からよく知ってる人から言わせると『すごい人なんだよ!』なんて言われるが
まったくもってウチからしたら何の自慢でも何の意味もなさない。
無知ほど強いものはないと言われるが、その通りでもない。
フリークなど言われた日にゃぁ、『キモッ!』と言うだろう。(言ったかも)
だって、山系の友達じゃないもん。
きっとこちら側の友達もみんなそう言うと思う(笑wwww


少し登り始めたところで『見てて』と言われても、めっちゃ遠いんですが…
『ハングなんかの時はこやって休む』と、フラミンゴをやってくれたが、
今の時点ではあんまり必要のないレクチャーなんですが…

Aサンは20分ぐらいでスルスルと登っていった。


『ピーッ』笛がなる。
解除をしてウチが登る番

もー、頭真っ白( ̄_ ̄ i)アブミの持ち方だけは教えてもらった。


ワッカに手を入れろって。はははは

取り付いてみたものの、次のピンまでがマジで遠い((( ;゜Д゜)))
アブミの最上段に乗れない、振られる!くっそーーーー!
Aサンは姿形も下からは見えないし声も届かない。
登るしかない。
フリーじゃないんやから、何でもありやんな!
ガッツリとロープを掴んでみたら、逆に不安定になった。

うーーーん・・・考える。
アブミを3つ借りていたから2つを同じ支点につけて両足で立つとなんとか2ピン目に届いた
ほっ(;´ω`)最初の怖さを克服
まずはバランスで立てるなら登れるなと思った。
3つ使えば何とかなることを身体で理解する。

 

それでもまだまだ三流サーカスのようにグラグラした足もとや。
なんか違うような気がする。

それにしても次のピンまで手が届かないのには参った(-_-;)
ロープがかかってるヌンチャクにアブミをかけたり
ピンもロープもビナも、掴んで何とかなるなら何でも指をかけた。

途中に足が置けるスタンスがあり、アブミをかけつつそこに足を置いてやっとわかった。
アブミつかってるけど登攀なんや!
ハシゴを登ってるんやなく岩登りやん。
そこからはグラグラしなくなったし、ルーティンさえ手際よくやればいいのだ
だってセカンドやもんな。
いらんチカラが抜け、片足で立てるようになり3つ使ってたアブミも
2つで済むようになってきたと思ったらテンペン間近

こっちは嬉しくってニッコニコで登ってきたのに
『おそっ!寒い!やっぱり時間かかったな』だって…(ーー゛)

写真の時間をみると、およそ50分ぐらいや。
『フンっ!見るのも触るのも使うのも初めてやのに使い方も教えず登ってこい!やん』

と、文句を言いつつも、覚えるにはこれがウチに合っていることをわかってる。
自分で考えて試行錯誤して創造するのが好きなのだ。


まぁ、、、でもさ、練習もなにもナシでぶっつけ本番ワンチャンスってのもワクワク度満開やな。


 

■ もう午後3時
目の前にあるミズガキ山の山頂ではさっきまで人が賑わっていたのに、ひと気がなくなっている。
やっとここで周りの景色と高度感を楽しむ。
登ってて落ちる気がしない時は高さを感じないと言うか上に登ることしか考えてないから
高くて怖いって意識がない。
はい、どうせセカンドですからね。

軽く食べ物を口にする
ほんまはポカポカ陽気の中、まったりとたらみのデカみかんゼリーを食べようと思ったのに
寒くてそんな気分にはなれない。
結局ウチはチョコ1かけら食って、ダブルロープを結んで懸垂降下する。

下りてきてロープをダウンするときが怖い( ̄□ ̄;)
40mも上から落下速度をあげてロープが龍のように舞いながら落ちてくる!ピッシャーーーーーン!
当れば鞭打ちの刑なんてもんじゃないわな。こわっ!


基部まで下りてきてザックに適当に荷物をブチこみさっさと降りる。
でも、、、ウチのザックのほうが重いってどーゆーこと?ズルーーーーイ(>_<)

ずっと下りならええけど、ちょっとだけ登り返しがあり、それが足に堪える。
『クソっ』と思いながら『止まるもんか!』と黙々と登り
富士見小屋まで着いたら、あとわずか。

 狭いほうの岩面を登ってきた。

太陽の影とオレンジっぽくなった陽の柔らかさはもう夕方や。
ウチの体内時計は下山時刻は午後5時過ぎと予想した。

ああ、やっとお腹がすいてきたわ。
腹へった。


■ 午後4時45分 下山

先に下山したNサンが日向ぼっこして待っていてくれた。
ザックを積み込みビジターセンターまで戻り荷物の整理をして終焉


ウチはたらみのデカみかんゼリーをほおばりお腹いっぱい胸いっぱいの1日でした。

ネタがシンクロしたトムソーヤの冒険は完登できなくて残念やった。
それだけが心残りかな。
 

ポケットには突っ込んであったけど結局、見なかったな・・・っつーか見てもようわからんし

『A1って何?』って質問するレベルっすから・・・

※記事上に書いてある級と距離は他のブログ参考なのでようわかりません。

御嶽セックン

カテゴリ : 
あんな山こんな山
執筆 : 
 2012-5-29 15:41

2012年5月20日(日)御嶽セックン


今回も楽しい一日でした。
山頂を踏めなかったってのはちょびっと心残りではあるけど
まぁ、今日のお題やないんで、それはヨシとしておこう。

各々が自立したスタイルで出来るようスキルアップを計ろうってことで企画された座学と実地トレーニング
その一つである雪上訓練が御嶽の8合目付近で行われた。


今日はええ天気やぁ

田の原に到着し、装備チェック&準備にとりかかる
山ガールやボーイはおらんけど、みんなカラフルやなぁ(w

共同装備を振り分けるがロープが余ってる。。。
こんな時はでかいザックの持ってきたもんの負け( ̄∀ ̄)

みんな服を着たり脱いだり、スパッツ穿いたりなんやかんやとしてる。
ちゃんとみんなが話しを聞く体勢になるまで何も言わずにジッとまってるリーダーのKさん
うーーーーん(^_^;)空気が・・・なんとなく・・・

ウチやったら「ハヨしーや!」って言うか、おせっかい焼いてしまうと思う。

Kサンが簡単なレクチャーと本日の予定を告げて、出発!
鳥居をくぐり腐った雪の上をザクザクとなだからに登っていく斜面を進みます。
先頭をいくKさんはものすごーーーーくゆっくり歩いているように見えるが
その後をついて歩くウチらはチョコマカと必死ですわ。


 

ウチも久しぶりの縦列登山
ついつい前との間隔が詰まってしまうと前をいく人のケツと足もとだけを見てしまう

あかん、あかん、もったいないことしてたらアカン!と数メートルほど間をあける。
あんまり近寄ると止まらなあかんかったり、ペースも崩れるし、
これが不思議と前の人が滑ると自分も同じ滑る場所や浮石を踏んじゃうだよなぁ

しかも、どんな山に登ったのか見てない!( ̄□ ̄;)思いだすのは前の人のケツだけ

人に教えてもらったことなどないが、経験として感じたことである。


雪面の登り方、下り方、ピッケルの名称から持ち方までレクチャー


歩行訓練&ピッケルのシャフトでカッティングや足場を作る
バターになりそうなぐらいグルグル歩きまわったあとは認定試験( ̄_ ̄ i)
見られると緊張しますねー
でも、特に考えることもなく重力にさからわず、物理的に理に適ったように歩けば問題なし。
怖いと思うとペッピリ腰になって逆にヤバイ
I会長につきっきりで指導してもらうEちゃん
講習会なら高くつくぞー!


 

次に楽しい滑り台&滑落停止

まず、万が一のことを考え滑落防止のロープを張るKサン

滑落停止のポイント
・脇をしめる
・ピックを雪面に押し込む
・シャフト側の肘を脇をしめたまま上げる(石つきでの怪我防止)
・腹ばいになる
・膝を曲げて足をあげる

最初は滑り台のように転がってたけど、飛び込め!
仰向けで!前転して!だんだんオーダーがハードなります。

これも最後はKさんによる認定試験( ̄_ ̄ i)
やっぱ、注目を浴びると微妙に緊張する。
ピッケルで怪我をしないように停止するってのが重要やから
そこさえ押さえておけばいい。


『足があがってないよ』と誰かに指摘するEちゃん
でも彼女だってピッケルを持った手は100%バンザイしている(wわろた
で、合格してないのに、合格者の列にさりげなく立ってるから
『サボって楽するのは自由やけど、上手くなりたくないならそれでええんちゃう。
これは自分のためにやってるんやから、別に好きにしたらええけどね』
と、ウチはキツーイひと言を浴びせた。


お待ちかねの休憩なんやけど、どーせまったりはできんやろなぁ
チキンラーメンでも食べようかと思って持って来てたけど、
めんどくさくて行動食ですませる。

ふと、横を見るとNサンが既にカップラーメンをすすってる「早っ!」

『10分ほど休憩で食事をしてからハーネスをつけて』の辞令
ウチはハーネスをつけてから休憩する。
そそくさとウチがハーネスをつけている横で満面の笑みでパンを頬張るEちゃん
『え?先に穿いたほうがいいの?』
『ウチはやることやってから休憩したほうがええもん。休憩時間は短くも長くもできるけど、ハーネスは必ずつけないとアカンからね。Eちゃんは今日、初めてマイハーネスを穿くんでしょ!
時間かかるんじゃない?人よりちゃっちゃと行動するにはどうしたらええか?考えたらわかることやで』

Eちゃんとともにハーネスを着けはじめたIさん
ちょっともたついてるのを見かねてI井さんが手助けしてくれはった。

ウチは・・・休憩中( ̄∀ ̄)
ブランを食べながら他にもハーネスの着け方を間違っている人を発見
自分でもイヤになるぐらいの目ざとさやなぁ

ウチは・・・休憩中( ̄∀ ̄)
『I井さん、あの人たち、ハーネスが穿けてへんで』
とウチは言うだけで、またもやI井さんが手助けしてくれはった。

大先輩をアゴで使ってしまった・・・


 

次はボディビレイによる渡渉訓練
丁寧にKサンとI会長が実演講習してくれはります。

ボディビレイ(肩がらみ、腰がらみ)をしたことのないウチは
やってみたくてウズウズ( ̄∀ ̄)

I井さんが沢に流される想定の役
案の定、思いっきり飛び込んでくれるし、巻き上げてる途中も
「また流された!」と言って勢いよくコロがってくれる。

『フフン( ̄∀ ̄)そんなもんぐらいじゃビクともせんわいっ!』
今回の想定はロープを出すよりも止める、巻き上げることが大事
仕事はキッチリやります!はい!
チカラの大小はあっても物理的にどうすればロープを止めつつ
巻き上げることができるかイメージできれば簡単


ウチが流される役をやり、死体のようにチカラを抜いてあげてもらうが
ビレイヤーのYサンは上手くできない。
別にイジワルじゃなく、沢や岩で落ちたときに
ちゃんと早く上げてもらえないと一生ぶら下がったままになるからな。
ぶら下がったまま放置されるとケガをしていなくても血流が滞ることによって
キケンな状態になるってことを知ってるのかな?


 

期待通りのリアクションにみんな大喜び↑

それぞれみんな訓練
体重差があるとは言え、ビレイヤも一緒に落ちていったり、
「大変!落石や!」と流され役に雪玉をぶつけてみたり
勉強になりつつも楽しい講習会でした。

 


帰ってきてからマイ装備の濡れた靴やカッパなどを広げておき、
翌朝、天気のいいうちに足もとにドロがついたカッパなどを洗い
ハーネスも湿気ていたので陰干しした。
あ、共同装備もそのまま預かったから干しておこうとメットの入ったカバンのファスナーをあけたら
「うげっ!!!!汗クサっ」
月曜の出勤前のクソ忙しい時間に「ウチが使ったんとちゃうのに…」と思いながらもメットを水洗い
ああ、ウチも他人の好意に胡坐をかいてることってあるやろな。
何かがお座なりになってるんちゃうかな?と自分のことを振り返ってみる。

それにしても感じたのが、たった歩く単純なことですら
本人の持って生まれた能力に差があるもんやなぁとつくづく思った。
こればっかりは人それぞれ与えてもらった、いいとこ悪いとこがあるやろうから仕方はない。
たとえばウチだって歌うことや音楽系はセンスのかけらもないほど苦手や。
音階が耳で聞き取れないんだからどうしようもない。

それでも仲間としてやりたいのなら最大の努力をして技術や体力をアップさせたいもんやね。
それが出来ないのであれば、そのかわりアナタは何ができるのか?と問いたい。
もしくはソロとして自分だけでマイペース、同じレベルで集えばいいのだ。


2012年5月13日

南山クライミング

まずは初ダブルロープをつかっての練習

ビレイヤーは普通一人でするけど、リードビレイの練習も兼ねて
ダブルロープを1本ずつ、二人がかりでビレイをしてくれたのはええけど・・・
Rちゃん側のロープがでてこず、クリップするのに綱引きやった(^_^;)
まぁ、しゃーないか・・・
初めてだから『ロープ出せ!』とは怒らないのです。


で、ロアーダウンしたら、ロープが足りずに下りられへんやんっ!

『もーーーーー!半分以上ロープ出したら教えてよっ!』プンプカプン(笑

っつーか、新品ダブルロープだったため、解いたのが今日
ウチも含めて確認してへんかったのがアカンのやけど、ザイルの半分の位置に印をつけてなかった(^_^;)あーぁ


岩の途中でセルフをとって、ロープを引っこ抜いてボルトに通し直してから再度ダウンした。


次っ!シングルでトップロープをセットするために登る




次っ!マルチピッチの練習




隣でハァハァ喘いで登ってんのは仲間のEちゃん
階段のように足をまっすぐにしか上げられないから登れなくて当然ヽ(;´ω`)ノ
バランスとセンスだな( ̄_ ̄ i)

きっと普段も、うさぎ跳びのように膝に負担がかかってるんかも。
ヨガとか太極拳とかやれば故障中の膝が治って筋力&バランス&柔軟がついてええかも
ウチも久しく、ヨガに行ってないからなぁ・・・最近、身体が堅くなったな(^_^;)

Eちゃんはここでリタイア





Eちゃんがロアーダウンも腹かかえるほど笑えた!
腰を曲げずに岩に対して垂直に立って“気をつけ”の直立不動姿勢で下りてくるもんやから
ロープに吊られながらゴロンゴロンと転がってた。

初めてじゃないのに・・・(爆

相変らず話題を提供してくれる楽しい人です(^ε^)♪




数メートル登り始めてからメットをかぶるのを忘れて、
本人はかぶりに降りるのにめんどくさそうだったけど、
ウチはきつーく 『トップロープでも必須だから!』と かぶらせて良かった。
 

トップロープでもぶら下がって頭を打ちそうやったからね

トップロープでも必ずヘルメットは着用しましょう!
上から小石も落ちてきたしな

 

伊木なんかでは、いつもやらないセルフをとってもらった。



ウチが教えてる横からIサンがRちゃんに手取り足取り教えて最終的にやってあげて終わりになってしまいそうやったから、

ウチが言う『はい、もっかい最初から自分でやりなおし!』

Rちゃんには自立して欲しいし、自分でなるべくやらせる。

会の看板娘やからオジサマ達は甘くてスグに手を出すがオネイ様は厳しいよっ!

ええ歳こいて、やってもらう候ばっかりでは嫁に行き遅れる。
やってもらってニッコリ笑ってかわいいね!で許されるのは20代まで!

一生懸命、自分でやったみたいやけど、ロープを送らなくてはいけない部分が結んであって必死こいて外しているRちゃん





本日の楽しい山ご飯
メニュー
マッシュポテトバゲットサンド
ニョッキコンソメイタリアーノ
ホット珈琲


材料
乾燥マッシュポテト
強力粉
乾燥カットトマト
バゲット
キュウリ
ウィンナー
クリームチーズ
A・シメジ
A・ニンジン
A・キャベツ
A・タマネギ
A・オリーブオイル
A・塩胡椒
コンソメ粉
塩胡椒


下ごしらえ
1・Aの材料を1センチほどの大きさにカットして電子レンジで過熱調理しておく
2・ジップロックに入れて山行の食事回数にわけて保存しておくと味付けをかえるだけで食事のバリエーションが増える
例)カレー・ミネストローネ・シチュー・ラーメンなど
冷凍保存可
3・キュウリを輪切りスライスして塩をかけてジップロックに入れる

ポイント
ポイント1・肉を入れたり、ベーコンを入れたり工夫してみよう
ポイント2・水場がある、なしでメニューを考えよう
ポイント3・水があるなら乾物を利用し水で増やす(荷物を軽くするため)
ポイント4・ガス(燃料)を使わないための下準備
ポイント5・高度の高いところでは沸点が下がるから半煮えになる
ポイント6・ゴミを出さないための下ごしらえ(箱も袋も皮もヘタもゴミ&重い)
ポイント7・調味料は小さいチャック付袋に入れる
ポイント8・冷凍保存をしたものは食べる時間と自然解凍時間を計算してザックの保管場所を考える
ポイント9・冷凍保存して長時間保存したい場合の夏場は凍らせた水と一緒にクーラーバックに入れる


これだけの食材にアルファ米とか乾麺と宴会用おつまみを足せば5人で朝昼晩の3食OK
大食漢と行動食は各自でプラスね!

まぁ、別に誰に教えてもらったわけじゃないから、
イチイチ、ウンチクを垂れるようなもんやない。
普通に生活力があれば誰でもわかることやね


クッキング
1・鍋にマッシュポテトの粉と水を適量いれて火にかけ、塩コショウをして耳たぶぐらいの柔らかさにする
2・マッシュポテト適量と乾燥カットトマト適量をキュウリの袋に入れ、手もみで混ぜながら塩コショウで味を調える。
3・バゲットに挟んでできあがり!
4・お好みでクリームチーズもご一緒にどうぞ
5・食べ残したらそのままジップロックに保存しておく




クッキング
1・耳たぶの柔らかさになったマッシュポテトを強力粉の入ったジップロックの中に入れる
2・さらに水を加えて耳たぶの柔らかさになるように手で揉んで混ぜニョッキのタネをつくる。
3・鍋に下ごしらえしたAと水とウィンナーとコンソメを入れ沸騰させる
4・鍋にニョッキを一口大に搾り出し、浮いてきたらできあがり
5・ニョッキのタネが余ったら、さらに強力粉や片栗粉を混ぜ、やや固めにして直火や石焼、フライパンで焼いて醤油をつけて食べるとジャガ餅になって激美味

 

今回もおいしゅういただきました!

 

 

【10】内省変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

カテゴリ : 
山スキーすき
執筆 : 
 2012-5-15 11:37

【10】内省変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰


■ 14:00 おしまい

みんながもどってきて、雪で冷やしたビールで祝杯


温泉で汗をながし、ご当地“へきそば”と山菜に舌を包み
ご当地ソフトを求めつつ長旅は終焉を迎えるのでした。


 

■4/28 毛無山 野沢温泉スキー場ゲレンデトップ(w
■4/29 谷川岳 トマの耳 1963m
■4/30 神楽ヶ峰 2029m

■ 費用 約20000円(交通費、食費、リフト代、温泉代など)お土産代個人負担は別


あぁ、楽しかった!と思いながらもこうやって書き綴って牛の胃ように反芻し内省する。

えらそうに書いて、あんたは何様やねん!って自分でも思う。
でも、あとで読んでこんなこと言ってた自分が恥ずかしいと思えるようになりたい。
そういう成長の仕方がしたいな。

貪欲であれ!
それが上手くなれるコツ
言い訳こいてラクするな!それも上手くなれるコツ。
他人に迷惑をかけるからとか、申し訳ないからとか、やってもらったほうが早いとか
相手のことを思いやってるふりして実はしんどいことから逃げてはないか?
ビジネスならば、それはお金で解決する。
自分がやれば時間がかかることは業者に発注すれば済むのだ。
それと同じことで山なら自分でやれないことはガイドに金を払えばいい。

ガイドツアーでもなく自分たちでパーティとしてやるならば、
お金ではなく役にたつことをすればいい。
もし、そこで大したことができなかったなぁと思っても
いつかそれをアウトプットできるならば、それもひとつのステップアップかもね。
“教えてちゃん”と“貰いっぱなし”はキライやねん。

例会山行なんかは会員なら誰でも参加できる主旨なので
それならば、教育的要素が組み込まれているのか?
ただ単に行きたい山ではなく、何をしに行くのか?目的が気になります。

人って動くには理由があるはずで、個々によって様々やろなぁ。
みんなどんな想いで山に行ってるんやろ?
聞いてみたいわ。

健康のため
哲学的
自分探し
景色や花を楽しみたい
写真
仲間
旅行気分

なんにしてもメッチャしんどいやん!山って。

ウチ?
ウチはどんな山でも理由はひとつしかない。

 

 

さて、無事に帰ってくればどんなことも思い出となり、いと楽し♪
自分の足りない部分を補ってくれた仲間に感謝です。
共有してくださった皆様に感謝です。

そして、やっぱり、家で待っていてくれる家族にも感謝です。

 

【1】準備変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰
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【2】時間変
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【6】滑降変
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【7】渡渉変
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【8】疲労変
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【9】褒美変
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【10】内省変
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【9】褒美変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

カテゴリ : 
山スキーすき
執筆 : 
 2012-5-14 12:07

【9】褒美変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

■ 9:35 かぐらスキー場ゲレンデトップ 1830m 出発

手軽な初心者用のメジャールートらしく、子供までBCをやるみたいね。
大勢の人で賑わってる。

昨日の谷川岳でも気になってたんやけど、Tサンってシール登高のときに
ビンディングのヒールアップを知ってるんやろか?

Iサンの板を借りてて自分の板のビンディングと違うから使い方がわからん?
それとも斜度がゆるくて、これぐらいはヒールアップしなくてもOKってこと?

『なぁなぁ、昨日もヒールアップしてへんかったけど、
Tサンってヒールアップせえへんのかな?しらんのかな?』
とIサンに言ってみる。

『まぁ、ええんちゃう』とIサン

『でたでた!いじわるぅ〜体力あるし、もうちょっと疲れてもらおうってか?( ̄∀ ̄)』

『まだこれぐらいの斜度やったらアップせんでもええやろ』とIサン

『あ・・・そ、意地悪なんはウチだけかいっ!?』

斜度があがってきたとこでレクチャーをうけるTサン

 

前を登るメンツが右側の頂に群がる枯れ枝のような人間を指差してなにやら言ってる。
もしかしてあっちが神楽ヶ峰やと間違えてんちゃうかなぁ?

『おーーーーーい!右に行ったらアカンよぉ!アッチは中尾根方面で帰り道の予定やで
神楽ヶ峰は稜線を左!その尾根向こうが苗場山!ちゃんと地図みてねーーーーー!』
と叫ぶ

赤線=実際のルート

赤線→青線=予定ルート

こちらも地図を出して確認する。
等高線の間隔と斜度
稜線から向こう、神楽ヶ峰から向こうは等高線が詰まってる。
きっちり地図読みができなくても昔ながらのエロ本同様に
目を細めてイメージすると起伏が見えてくるもんや。

ゲレンデトップから稜線までの間にすこしだけ緩くなり、
稜線まで上ってしまうとトラバースするだけ。


朝からコキコキしていた身体も諦めがついたのか、動くようになってきた。

登る、
登る

あとちょっと!

あぁ、やっぱり来てよかった!
インナーブーツの中はグッチョリ濡れてるけど・・・


■ 10:20 神楽ヶ峰 2029m 到着

今日のご褒美は“オレンジ生”

激うっまぁーーーーーー!!!


今後の行きたいルートとして神楽ヶ峰から苗場山〜秋山郷までのルートを目視
今日は雪がないから当然ムリやけどなぁ


神楽ヶ峰2029m⇒苗場山2145mは夏徒歩で1時間程度
苗場の台地に登る直前に心臓破りの急登がある(;´ω`)
いったん1900mまで下りてからの登り返しや。
けっこう大変そうやなぁ

『Bさん!取って』とRちゃん
ウチの横を何かがブワっと飛んでいく

先客のボーダーのお兄ちゃんがスーパーの袋を落とした
お兄ちゃんはあわてて袋を追いかける
狭い稜線の上で( ̄□ ̄;)

『取りに行ったらアカン!あきらめろ!』とウチは思わず叫ぶ

袋を無事に捕まえたお兄ちゃんは予想通り稜線から数メートルずり落ちた。
神楽ヶ峰は狭いし、登ってきたルート以外は急登や。
よく、そんだけで済んだもんやわ。

『ビニール袋で山を汚さへん気持ちはわかるが、落ちて死んだら元も子もない』
とIサンがお兄ちゃんに言う

『うんうん、人骨で山を汚すほうが罪やで(笑)』とウチw

他人には笑い話で済ませるけど、仲間であるRちゃんには
『ウチを殺す気か?あんなもんぐらいであってもなくても慌てて声をかけたらアカンよ』とチクリ

嫌な言い方をするけど、やっぱ成長して欲しいし
ウチだってまだまだアカンタレやから人に言うことによって自分で再確認もしてるねん。


さて、いよいよ滑走や
『どのルートで降りる?
最初に予定していた中尾根ルートは少しやけど登り返しがあるよ。
誰が何をどうしたいの?
中尾根のトップまで行きたいって言うなら付き合うし、
ウチは神楽ヶ峰まできただけで満足やからやりたい人に従うよ。誰か希望はないの?』

『シーーーーーーーーン』

ええええっ?????主張なし?


誰もなんも言わないのでリーダーIサンが、神楽ヶ峰から田代エリアに降りるのも面白そうだけど、
急斜面のうえにクレパスが入ってるからそのまま降りることを提案した。


パウダーやったらいい斜面やろなぁと思われるザラメ雪の上をザックリと滑る
ちょっとしたツリーランを楽しんだらあっという間にロープウェイ駅

ロッジで昨日、谷川岳で食べずにペッチャンコになったパンを取り出し、ワインを呑んでまったり〜
酔っ払うまで呑んでいたい気分や。
これも最高の自分へのご褒美やな(*^v^*)


『これからどうする?』
I枝さんはまだまだもうワンプッシュ登りたい感じ。

ウチはもう行く気ゼロ
リフト代だけ元をとるようにゲレンデをちょこっと滑ればそれでええわ。

下山予定時刻だけを決めてワンプッシュ組と下山組の二手に分かれた。
ルート図を持っているのか持っていないのかわからんかったけど自分の資料を渡して、
『ウチは昨日で満足してるし、時間を気にせずゆっくり滑ってきてね♪』と送り出した。


Iサン、Kサンとウチはゲレンデをザクザクと滑り降り下山

着替えを済ませ、ご当地ソフトを散策するがコンビニのコシヒカリアイスしかなかった。
山から下りてきたら自分へのご褒美ソフトは必須やねん!

“コシヒカリの粒入り”
うーーーーーん(^_^;)芯のある米が入ってる感じで微妙っす。


■つづく--------------------------------->【10】

【8】疲労変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

カテゴリ : 
山スキーすき
執筆 : 
 2012-5-11 11:04

【8】疲労変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

■ 18:35 ロープウェイ麓駅到着

朝、ロープウェイに乗ったのが10時半だから8時間の行動時間

Rちゃんがお出迎えしてくれた。
I枝サンはロープウェイで単独送迎費用の確認(25000円ぐらいかかるそう)と
登山センターで下山完了の報告やら、帰ってこれなかったときは
センターに泊まるつもりで考えていたらしい。

どうやら、Iサンはいつもなら渡している車の予備カギを今回に限って先行下山者に渡していなかった。
だから、みんなは車外で待ちぼうけ( ̄□ ̄;)
出発時のバタバタトラブルがあったのを言い訳にできるもんでもないが、あとの祭りである。


反省としては行動がバラバラになってしまったこと。
行動と時間を現場で臨機応変にしたこと。
朝からちょっとずつ押した時間のぶんだけ遅くなってしまったこと
(山頂駅では30分の遅刻やったのになぁ〜(^_^;)乗り遅れてプラス1時間遅れや)

それぞれの装備の不備や、力量の差などなど、いろんな条件はあったが
何が正しい判断やったのかはよくわからん。


待ちくたびれたみんなはお腹がペッコペコ

食材の買出しに行くと、あれもこれもと買い物カゴがてんこ盛りや
つぎに水上の街中へ車を走らせお風呂へ行く
車窓から外を眺めてると、温泉街に射的や!スマートボールや!
なんやここ?
昭和に戻ったようなノスタルジックがたまらない。
赤提灯がおいで、おいで、している。

こんど、水上にきたら、ぜひここは立ち寄りたいマイヒットスポットや
後髪をひかれつつ、温泉街をあとにする。


水紀行館 道の駅に車を止め、車中宴会モーレツに食う
野菜も手でワシワシとちぎって投入
呑んで食って爆睡(-。-)y-゜゜゜


翌朝、明るくなってからこの水紀行館に知人がルートセットしたクライミングボードがあるって
言ってたから一周ぐるっと探してみるが見当たらない。
多分、会館の中にあるんかなぁ
うーーーーーん、、、残念っ!

仕方ないのでついついやってしまうタイタニックごっこ

 


車を走らせ、かぐらスキー場へ
天気は予報通り薄曇り
スキーブーツも予報通り乾いていない(;´ω`)
靴下の上にビニール袋をかぶせてからブーツを履いた。
OKOK!上出来!


さぁ、今日はどうする?
神楽ヶ峰まではゲレンデトップから1時間程度の登高
谷川岳に登れたウチはすでに満腹感があるし、お疲れモードでハードワークするつもりもない。

『まだ登れてなくて消化不良気味の人〜今日のリーダーをやってやぁ〜
『じゃ、ロープウェイの列に先にならんでおくからリフト券をどうするか?
決めて買ってきてね!』
とウチとTサンはちゃっちゃと列に並ぶ。

登り足りていないはずのRちゃんがロープウェイ待ちのウチらのほうにノコノコとやってきたから
ケツを叩いて、『チケットを買って来い』と押し返した。

何をしたいのか、どうしたいのか?ちゃんと意見と考えを言わないとアカン
で、それを説得させるだけの情報は持っているのか?
事前に調べてこいと言ったはずやけどなぁ・・・
ルーファイするにはものすごく分かりやすくていい題材やのになぁ

知りたいなら自分で探求すべし!ウチが教鞭をとる義務はない。
だって、ウチだってよくわかってないから、
ひとつずつ積み上げてる段階やもんな。

かぐらスキー場はリフト&ゴンドラ&ロープウェイ代が高い
春やのに1日4200円
シニアで3500円
ゲレンデトップまでリフト3回&ゴンドラ1回&ロープウェイ1回を乗り継ぐと2700円
麓まで滑って下りれないなら+500円=3200円となる。
ちょっとのことやけど無駄金は払いたくないし、どこをどんな風に登るか?
ちゃんと考えてきてんのかなぁ?

Rちゃんにイジワルな質問をしてみる。
『もし、IサンもウチもTサンも今日は登らずに
ゲレンデでチンタラやってるわって言ったらどうする?』
イジワルと言うより、昨日の渡渉で“別に明日は滑らんでもええんちゃう”
そのつもりでブーツを濡らしたから、ほんまに今日はやめとこうかと思っていた。

『I枝さんが行くなら行く』とRちゃん
『なんで?』とウチ
『自分では心配だから』とRちゃん

“なんでそう思うの?”とさらに突っ込もうと思って言葉を飲んだ。
心配と思うのはごもっともなんやけど本当に質問の意図は
一人でも登れる降りれる情報と準備をしてきているか?
それが聞きたかった。


今日は昨日の疲れがたまってて動くとコキコキするウチはやる気がわかない。
ゲレンデでチンタラ遊んでワイン呑んでてもええぐらいやけど
1時間ほどで神楽ヶ峰までいけるんやし、ちょこっとだけ頑張ろう(^▽^;)


シールは昨日の樹液ヨゴレで板にくっつかない。
ただでさえ重いブーツは水を含んで足かせとなっている。
あーーーーーしんど

 

■つづく--------------------------------->【9】

【7】渡渉変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

カテゴリ : 
山スキーすき
執筆 : 
 2012-5-9 14:53

【7】渡渉変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰


熊穴の向こうにある小さいピークを避けるように真っ逆さまに落ちそうな斜面を滑りおりたが
ちょっと下りすぎた( ̄□ ̄;)

下りないように真横トラバースせなアカンねんけど、
足に力がはいらなくなってきて、ズリズリ下降していく。
しかも、木のポケットが大きく&多くなり、それを避けるのですら大変や!

でも!でも!でもな!
板を持って登ることを考えたら、もっと足に力入れたらよかったわ。
またまた、今度は標高50mほど板を担ぎ上げる。
しかも、雪壁やなく数メートルほどの土砂壁越え付きやし。

キャイーーーーン(;´Д`)
これでかなりの時間をロスしてしまった。
まずは板を脱いで土手の上に落さないように乗せて土の斜面をあがる。
もう落ちたくないから、板をピッケル代わりに雪面へ刺しながらフーフーフーっ

さすがにバテバテで、不覚にもIサンに手伝ってもらった。

ゲレンデはもう目の前で見えている。
気を抜いてへんなこけ方をしないようにせんとアカン
ヤバイとこは足で踏ん張るチカラが足りないから尻もちで止まる。

体力は大丈夫やけど、足がお疲れちゃんになってはるわ。


やっと登山道に出たと思ったら登りの時に難儀したバケツリレーをした岩場にさしかかった。
『ああああ、、、ここが残ってた』_| ̄|○

まもなく時計は午後5時となる。

Iサンが自分の板をザックに縛り、登りながらウチの板を手渡ししてくれる。
ロボのようなスキーブーツで岩場を登るなんざ、ありえんわ(-_-;)
もっと、ありえんのが、究極に切羽詰っているこんな時にまたウチの携帯が鳴る

たぶん17時だ!きっと下で待ってる誰かなんやろなぁ
心配してるんやろなぁと申し訳ない気持ちになりつつも
『ええ加減にしてくれや!』と毒を吐く
出来る限り安全に出来る限り早く行動しているのに、電話を取るだけで時間のロスとなる。


Iサンがトランシーバーで時折、連絡を入れてるのに、なんでウチに電話がかかってくるのか?
あきらかに、下にいる人達は情報を共有してくれていない。

こちらとしては確実に下りれる算段も体力も気力も万が一のときのビバーク装備もある。
日没の時間もわかっているので、ロープウェイに間に合わなかったとしても
ヘッデンが必要になるまでには下山できる。

でも、みんなが下で気を揉みながら待っていてくれる、待たせていることが
何回もの呼び出音でそれが伝わってきて、かえって気持ちを焦らせる。
例えば育児で言うなれば『早くしなさい』は禁句なのです。

ピーピーと何度も呼び出すIサンのトランシーバーにもウチがイラっとするから
『急いで頑張ってるのがわからんのか?なんかあったらこっちから連絡するから』
とキツイ口調で言わせてしまった。

 

こちらとしても、安心して待てるように言えばよかったなと反省ですわ。


ここまで休憩なしでやっとのことで下りてきた。
30分の遅刻や

■ 17:30 ロープウェイ山頂駅到着

確実に下山できる時間のメドがついたし、自販機もあるから残っていたお湯をガブ飲みする。

ロープウェイのオヤジと交渉するが乗せてはもらえないってことで下山ルートの入り口を案内される。
ほんの何分か前までRちゃんたちはココで待っていてくれたみたい。
待つほうはものすごく長い時間を感じたと思う。
下山コースも確認してあったし、ヘッデンが必要になる時間までに下りれる腹つもりはあったものの
とにもかくにも心配をかけてしまったことが申し訳ない。


緩やかなロングルートを軽快に飛ばす。
お疲れちゃんの足でもゲレンデのごとくキレイにしまった雪なら余分なチカラを使わずに済む。
クレパス、ポケットがないだけでも助かるわ。


途中で同じくロープウェイに乗り遅れた中年夫婦に出会う。
呑気にふきのとうを採っていた。
彼らは15分ほど乗り遅れたらしい。
このあと渡渉があるから、さっさと暗くなるまでに下りたほうがええのになぁ。

雪のなくなっているとこ、デブリのとこは板を担いで乗り越え
ドロっぽい雪になってきたら下山口はまもなく


その前に西黒沢の渡渉があるはず


おおおおおおっ!
デターーー!!!

ロープウェイから見たよりも幅が広がって流れがキツイような気がするぞ!

中年夫婦はそこを渡れないとみて山側へ登り返して渡渉ポイントを探しにいった。

ためらってるヒマはない!
少し登り返して渡渉ポイントを探すヒマもない!
ちゃっちゃと渡るべし( ̄∀ ̄)

スキーブーツが濡れて翌日遊べなくても、こんだけのアドベンチャーをしてきたんやからもうええ

でも、携帯スマホだけは濡れたら明日から困るから(^_^;)
万が一、コケたとしても大丈夫なようにジップロックの中に入れる。

よっしゃぁあああ
行くでぇ
膝下まである雪解けの沢水がジワっとスキーブーツの中に滲みてくる。
真ん中まで来ると流れが早くなる。
気を緩めると水洗トイレのブツのように流されそうや。

なんとしてでもへばりついたる!

ストックでバランスを取りつつ超マジ顔すり足で無事に渡渉成功

パンパカパーンとクス玉を割って欲しいぐらいのエキサイティングフィナーレ


でも・・・ブーツの中はグッチョングッチョンで

つめたい(;´ω`)ショボーン

 

重機の横を抜けるとロープウェイ駅


■つづく--------------------------------->【8】

【6】滑降変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

カテゴリ : 
山スキーすき
執筆 : 
 2012-5-8 16:24

【6】滑降変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰


いよいよメインイベントの大滑降

■ 15:15 下山開始

ザンゲ岩の延長線あたりより慎重に登ってきた斜面を一気に滑り降りる。
パウダーやったらごっつ気持ちええやろなぁ


写真じゃたいしたことないように写ってるけど、そこそこの斜度があるねんで!

 


写真を撮ってもらってやっぱり自分のフォームのダサさが気になる。
急坂でも滑れる、コントロールはできる!
でも、膝が入ってないやん!
うーーーーーーーん(-_-;)格好変や

 


さらに斜度がキツくなる
もう遊園地のジェットコースーター気分で笑いが止まらない
ギャハギャハ笑いながら滑る。
怖さと面白さの狭間や!

この状態やったらあっという間い下山やな
あっと言う間に下山のはずやった。
滑って下りて降りておりまくって下山の予定。

できるだけ滑って下りられるように、まったく雪のなかった尾根を避けるように
ヒッゴー沢方面に天神尾根を横切る。
このまままっすぐ降りると大きなデブリ跡のあるヒツゴー沢にぶち当たる
天神尾根にもどらなくてはならない。

これが一筋縄ではいかんかった(;´Д`)
このあたりはクラック大量・・・クレヨン・・・クレパスで、きっちりコントロールしていかなアカンどころか
幅50センチほどしか雪面と板が接地しないようなブリッジを渡らされる。
んなアホなぁ(;´ω`)

崩れる心配はなさそうやけど、横のアナボコに滑って落ちてしまいそうやん!
時間がかかってもしっかりと踏み固めながら渡る。
失敗こいたら下側の熊笹クレパスにまっさかさま
Iサンはニヤニヤしながら写真撮ってるし…クソっ!

『こんなヤバイとこにみんなが来てたらどないするん?』

『それなら最初からそこまで登らないよ。せいぜい熊穴で打ち止め』

まったくもって難儀な下山や
滑ってはヨコヨコカニカニと登ってトラバースして
さらに、急登では板を肩に担いでの登りかえし
『えーーーーーーーーーっ!いやだーーーーっ』と言ってもヤルしかない(-_-;)


たった30mほどの標高を登る
されど30mも!板を肩に担いで登る

喘ぎながら、キックステップを食い込ませゆっくりでも着実に登る

先に尾根まで登ったIサンが上から汗だくになってるウチに言う
『出たでた!もうすぐ熊穴や』

『あぁ、ゲレンデも近いね』

『助けたろか?』
なんと親切に上から降りてきてウチの板を担いでくれると言う
切実にお願いしたいとこやけど、うーーーーーん・・・クソっ!

『自分から手伝ってなんか言えんわ』と小さくあがいてみる。
自分でできるとわかってるうちは意地でも弱音ははきたくない。
たとえそう思っていても。

ニヤニヤしながらIサンが下りてこようとしたその時

『あっ』

緊張感が抜けたとたん、スルっと滑ってしもた。
アカン!どこまで落ちるや( ̄□ ̄;)
体制を立て直さないと!
足を下にもっていかないと!
肩に乗ってる板をどうする?
摩擦かけないと!
ピッケルがあると止めやすいやろうに!
板で押さえるのが一番効果的やろな!

・・・と、板と肩ごと雪面に押し込んだ。
登ったぶんの半分
10数メートルは落ちた。
落ちたのはショックやったけど、思いのほか冷静やし数秒の間にいろいろ考えるんもやな。
怖いとか危ないとか言うよりも腹立たしくてショックだ。
人のことは笑えんなぁ・・・はぁ(-_-;)

『大丈夫かぁ〜』

ストックと手を振って答える

『もう〜登りたくな〜〜〜〜い』

それでも仕方なしに舌打ちしながら登る『チッ!』

やれやれ(;´ω`)尾根から熊穴目指してトラバースする。

後を振り返る。
遠くに見えるのはオジカ沢の頭やろか?
『新ルート開拓やな』とIサンは言うが、
こんなしんどいルートを誰に推奨できましょーか!ケッ!

 

やっと熊穴避難小屋に着いた(^_^;)

■ 16:30 熊穴避難小屋

ウチを待っている間にIサンは何回かトランシーバーでゲレンデ組に連絡を入れてくれている。
ロープウェイが17:00で営業終了やからギリやな。
間に合うか、間に合わないか、アカンかったら下山ルートで滑っておりるしかないな。


ゴゴゴゴゴゴォォォォォオオオオ
地響きが鳴る
西黒尾根の斜面から西黒沢の末端にある横に走ったクラック  クレパスへ吸い込まれるように雪崩が落ちていく。
巨大な雪の岩がゴロゴロと音をたてて崩れていく。
半分以上は沢の中に落ちる。
あんなとこにおったら一貫の終わりやな。


■つづく--------------------------------->【7】

【5】登頂変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

カテゴリ : 
山スキーすき
執筆 : 
 2012-5-7 15:35

【5】登頂変>野沢・谷川岳・神楽ヶ峰

■ 13:30 天狗の腰掛

ザンゲ岩が遠くに見える〜♪山はなんでも〜知ぃぃっているぅぅうう♪

まだまだ登りが続く

クッソーっ!しんどいやんか
しんどくても、思ったほど息があがらないのは標高のせいか、時々走るおかげか?

それでも振り返れば遥か下のほうにゲレンデが見える。

■ 14:25 Tサンとすれ違う

Tサンはトマの耳まで登頂して下山中
よかった!\(≧▽≦)/おめでとう!
なんだかんだ言ってもうれしいもんですわ。
それにしてもスキーブーツでの登りはほんまにエライよなぁ(^_^;)

さぁ、あとひと登りっ!

んがっ!ここからがイチバン怖かった((( ;゜Д゜)))
滑落したら天国に吸い込まれそうな大斜面を確実に一歩ずつ斜め上に登高する。
焦らず、シールが効いているのを足で感じながら登る。

Iサンのテールから崩れた雪が二つ三つコロコロころがって漫画のような雪だるまとなり
斜面を果てしなく転がり落ちていく。

そんな斜度だと思ってくださいまし!

前を行くIサンが尾根を越えて見えなくなった。
おいおいーーーーい!待ってよぉぉおおお(心の叫び)

あと少し、あと少し、尾根を越えたら正面に肩の小屋が目に入った
そしてトマの耳方面に顔を向けると、山頂手前でIサンが笑ってこっちを見てる。


『もしかして、先にトマの耳まで行って来た?』
『そんなこと出来るかいっ!』

板をデポして山頂まで歩く、
Iサンのザックの中にこっそり押し込んだI枝さんの“のどごし生”を持って
トマの耳登頂\(≧▽≦)/ウチらは本日の最後尾登山者や

タイムリミットの午後3時

■ 15:00 谷川岳 トマの耳 1977m


はるばるとよく来たもんやぁ
しかも、スキーでやなんて!

もうええやん!って、ついつい楽なほうに逃げたくなったが
ここまで来たのは登れるビジョンがあったから。


 

Iサンはトマト色のミミ33


向こうのテッペンはオキの耳
『おおおおおおおおーーーーーーーーい』と大きく手を振ると
あちらも手を振ってくれた(ノ´▽`)ノ超ハッピー
 

 

 

オキの耳までは雪がついていない。
もし雪が残っていたら、時間があったら行ってみたかったが
どちらの条件も満たさないので素直にやめておく。
っつーか、もうお疲れちゃんやしね!


 

トマの耳の真下に広がるのはマチガ沢やな


肩の小屋から西へ広がるのが平標山方面

今晩はココに泊まりたい!
もっとゆっくりしていたい!
もう時間も遅いし、このまま肩の小屋に泊まれたらなぁ
なんて都合のいいことを空想してみる。


 

もう喉がカラカラになっていることも忘れて360度のパノラマを堪能したあとは
“のどごし生”


うっまぁーーーーーーーーーっ!!!!
サイコーーーー\(^^\)三(/ ^^)/
どんなCMよりも、いい画が撮れてると思うで!


水分も200ccぐらい、食料もパン半分、クッキー1枚、お稲荷さん1つ
よくこんなんでエネルギーが出るもんやな。
山から下りてくると体重がいつもゲッソリと減る。

 


いろんなトラブルがあったものの、みんなは残念ながら途中Uターンしたものの
なんとか登頂できた(*^v^*)

イメージは具現化するのです。

ただし・・・下山のイメージは想定以上やったけどな(;´Д`)
これからが試練の始まりやったなんて・・・


■つづく--------------------------------->【6】

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Unknown Condition [8192]: Assigning the return value of new by reference is deprecated in file modules/legacy/class/theme.php line 52
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