山 行 報 告 書
山 名
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御嶽山(尺ナンゾ谷) 山スキー
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山行日時
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2012年 4月29日 (日) 天候 晴れ
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参加者
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磯山、中森
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行 程
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2:00 犬山 発
5:10 濁河温泉 少年自然の家 (1700m) 5:30 発
7:30 上俵山 (2077m)
8:00 尺ナンゾ谷出合 滝 (2000m)
11:25 御嶽山 火口壁 (3060m) 11:40 発
13:00 上俵山
14:30 少年自然の家
濁河温泉 市営露天風呂 経由
19:10 犬山着
登り 6時間 下り 3時間
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このコースのポイントは兵衛谷の徒渉と長い距離。少年自然の家から林道を行くと兵衛谷には
立派な橋が概に完成しており、1回目の徒渉はこの橋を渡ることにより回避されラッキー。
しかし、橋正面の急尾根は雪がまだら模様。壺足で取り付くが、雪は締まっておらず足は取られるは、笹藪に行く手を遮られるは、いきなりの試練。あえぎながら急登を登り切り樹林帯を行くと、ようやく雪が繋がってきたので、スキー歩行に切り替える。昨日のものと思われるトレースが付いており、ほぼこれに従い歩を進める。上俵山は樹林の中に小さな看板が掲げられている。
これより緩やかに下る、尾根の最低鞍部より兵衛谷に降り2回目の徒渉。と、谷に降り立ち上流方向を見ると、谷は雪で埋もれておりラッキー、靴を濡らす事無く対岸へ。ここまでが第一ラウンド。 尺ナンゾ谷出合には10mほどの滝が落ちており、氷は溶け始めわずかに水流が認められる。左側の樹林帯から巻き滝上に出て、尺ナンゾ谷に降りる。尺ナンゾ谷は細い溝状の谷で谷底を忠実に辿る。標高2250m付近まで登ったところで、中森さん体調すぐれず、遅れ始める。
9時と時間も早く天候も良いので、正午で引き返す事で別行動とする。快晴の空の下、日差しが強く暑い。標高2700mで尺ナンゾ谷から出ると大斜面、高見を目指しひたすら登る。登るに従い斜度が増し、雪面も固くなる。ジグを切りながら何とかスキーで火口壁の一角に登り切る。
すばらしい展望。正面に剣が峰、眼下に一の池、振り返れば継母岳、左に摩利支天。遠方に目をやると、乗鞍、北アルプス、白山、中央アルプス等360度が見渡せる。シールを剥がし、そこそこで滑降へ。直下は岩が露出しており慎重に滑る。その下の大斜面はザラメ雪で快適に独り占め、ギャラリーが誰もいないのはチト寂しい。標高2650m、尺ナンゾ谷に入った所で中森さんと合流。すり鉢状の尺ナンゾ沢を、互いに写真を取り合いながら、瞬く間に滝上へ。
兵衛谷よりシールを貼り、上俵山へ登り返し。後は木の葉で汚れた樹林の中を滑るのみ、但し
最後の急斜面の笹藪は避けたかった。前日のシュプールも左側の谷筋に続いていたので、これに従い大回りになるが、沢から林道に出るルートを選択。思惑通り林道の数十メートル手前まで滑降する事が出来、少しの笹藪こぎで林道に飛び出す。おまけに、ふきのとうがいっぱい芽吹いており、思わぬ収穫。後は林道を戻るだけ、ヤレヤレと思いきや、上り坂のうえ、なかなか橋が見えない。スキー靴での長い林道歩き、最後も試練でした。
濁河温泉の市営露天風呂で汗を流し帰路に付く。
兵衛谷大橋 立派な橋が完成していました。正面の尾根に取り付く。
上俵山 山頂 樹林のわずかなピーク 看板が無いと見過ごしそう。
兵衛谷徒渉地点 この上流部は雪に埋もれていました。後ろが上俵山
尺ナンゾ谷出合の滝
尺ナンゾ谷 下部
尺ナンゾ沢 上部
火口壁山頂より継母岳
火口壁山頂より 剣が峰
滑降した大斜面 (山頂と継母岳との鞍部より)
尺ナンゾ谷の滑降
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4/29 鎌ヶ岳 |
報告H24.4.1-H25.3.31 |
4/28-30 野沢・谷川岳・神楽ヶ峰 スキー/山スキー |