メンバーズBlog - 【2】戒めやで 前穂北尾根
【2】戒めやで 前穂北尾根
■ 05:00 自宅 発
高速料金1000円が終わってしまって通勤割引時間を使う
車中、Nサンがパノラマルートで涸沢に行きたそうやったけど
Iサンは却下
ウチも却下(^▽^;)
Nサンがそのつもりでどれだけ調べてきたか知らないが
どれだけルーファイとれるのが知らないが
ウチもルーファイに自信がないし、夏道ならいざ知らず、
残雪時NGとされたルートでどれだけ雪渓が残ってるか分からない。
それに、まだお互いのコンフィデンス取れていないNさんの唐突な提案に乗ることはイヤや
とにかく自分のイメージにないルート&1日目に余力は使いたくなかった。
■ 07:50 アカンダナ駐車場
荷物の再チェックをしてバス停へいくとタイミングよく出発すると言うので
アカンダナのトイレで絞っておきたかったが、腹に荷物をもったまま上高地へ向かう
■ 08:00 バス 発
少し前に地震で土砂崩れがあった釜トンネル付近では、やはり片側通行の工事中だった
梓川べりの土砂崩れもひどい
いつもより少しかかって上高地に到着
まずは腹の荷物をトイレに置いてくる
天気は上々:*:・( ̄∀ ̄)・:*:日焼け止めをタップリ塗って出発
■ 08:45 上高地 発
今回は時間がある。
急がなくてもいいものを急ぐ必要はない。
明日の本チャンを楽しむために、体力温存歩きに徹すると宣言している。
美味しそうな山蕗の道をまったりと歩き進める。
■ 09:30 明神 通過
去年、穂高に来たときは1日で奥穂高まで登るつもりだったから
ガツガツ飛ばして歩いた。
“自分ならこれぐらい出来る”と言う何の根拠もない自信があった。
せやのに…
徳沢園に着くまでのなんてことない緩い下り坂でスラインディングヒル
ズボンとスタビライクスと膝の肉が破れた
もう、あんなことは二度とゴメンや
自分に限ってコケない、落ちないなんてのありえないってことを身にしみた転倒だった。
それが去年の穂高での痛い思い出や
■ 10:10 徳沢園 着
ここで長めの休憩をとる。
徳沢園は静寂な林の中にあり、山に登らなくても、
ここでゆっくりキャンプを張りたくなるような心地良さがある
またボチボチと歩き始める。
途中、いろんな人とすれ違うが、どの人も時間が自由になりそうな人ばっかり
つまり年配者ってことね。
ふと、後ろから誰かが追い上げてきた。
20キロは入ってるだろうザックを担いだオニーチャンが軽快に歩いてきた。
今年のウチは抜かされたからってイラっとしない
どーぞ、どーぞと道をゆずる
んがっ!
先頭を歩くIサンがオニーチャンの歩きのリズムに乗って着いて行こうとする
『おいおいおいっ!』と心の中で呼ぶと我にかえったIサン曰く
『つられちまったがや』と
実は膝の調子がよろしくない
春から軽い少し痛いような違和感がある。
こんなところでガッツいて悪化させたくはない。
まだ、まだ夏山シーズンは長いねん。
去年の失敗がいい戒めとなっている。
■ 11:05 横尾 着
ここでも長めの休憩
持ってきたパンをかじる
Iサンはすでに原型をなくしつつあるドーナツを食べている
横尾まではほとんど勾配がなく、観光地気分で山の空気が楽しめるところや。
ツアー会社の名札をつけた人が大勢いる。
さて、これから目の前にそびえ立つ屏風岩をグルっと巻いて涸沢へ向かうとするか!
ここからは少しずつ急な登り坂となる。
時々、沢の音が聞こえ、さらに大きくなると本谷橋に到着
■ 12:10 本谷橋 着
橋では母娘らしい二人が恐々と渡っていた。
ユッサユッサと揺れる本谷橋を渡り、またまた長い休憩をする
木陰の中を歩いてきたとはいえ、日差しはジリジリと暑く喉が渇く
せっかく凍った“甘みあっさりフルーツ”を持ってきてるんやし、
半解凍状態でンマーーーーーーーー\(≧▽≦)/
沢のせせらぎを聞きながらまったりとレストタイム
だらーっと昼寝すると気持ちええやろなぁ
また、ボチボチと登りはじめる。
そういえば、登りに入ってからは気持ち悪かったヒザの痛みを感じない
どうやら、平地や下りの時がよろしくないようや。
とにかく、翌日に支障がないようにペースを崩さすに登る
途中、涸沢カールが見える手前でもう一回休憩
めっちゃようけ休憩したように思ったけど、あらためて数えると4回か
1回ずつの休憩時間が長かったんやね。
カールが見え始めると、ついに雪渓のお出ましとなり
汗がスーーーーーっとひいて、めっちゃ気持ちええ
雪も緩んでいてヒュッテまでぐらいならアイゼンは不要やね
※このあたりから、ところどころでdocomoの電波が入る
ザクザクと足をすすめ、見たことのある道標発見
ヒュッテは目の前や