メンバーズBlog - 【5】鬼坂>南アルプス物語
【5】鬼坂>南アルプス物語
本日のメインイベントは地蔵岳のオベリスクちゃん
WEBサイトでオベリスクをみて
『ウチもあのテッペンに立ちたい』たったそれだけの目的でココにきたわけだが
I部クンが来ないってことは、ウチひとりで二人をサポートしなければならない。
少ない道具で、どうやってオベリスクに登るか?
そこが悩めるところだったのです。
ハーネスもザイルも持っていきたくない
だったら、どうする?
いかに最小限の道具かつ軽量化を計りつつ安全に登れるか?
今回の最大のテーマ&チャレンジや
何をどう使ったかは後ほど…
■ 07:15 広河原 発
広河原のつり橋を渡り、10分ほど歩きながらこれから自分たちが登る斜面を横目でみる
『なんか、ヤバくない?』
『どうみても鬼急登だよなぁ』
■ 07:25 白鳳峠登山口
左に北沢峠、右に広河原、山側に白鳳峠と書いた道標が登山口となる。
白鳳峠への入り口から覚悟を決めて登山道へいざ侵入
ここは地図で見ると短い距離なのに尾根までが3時間20分の登りで下りが2時間
この時間差からも読めるように、めっちゃ急登だって言うのがわかる。
等高線もバリ横線タップリ(;´Д`)
それでも『行く』と決めたからには『ヒッヒフーゥ』と登るのみ
※悪い例※撮影時に足を梯子から出してはいけません(ウチもやったけど)笑
北アルプス三大急登と言われる剱岳の早月尾根にこの前、登ったばっかりやけど
どう考えても、こっちのほうが、キツイ斜度がいつまでも続く鬼坂や
それに、ガイドブックに書かれているほど悪路ではないが、
歩きにくい登山道であることには違いない。
倒木の間をすり抜け(リンボーorハードル)
今まで邪魔者扱いしていたストックも今日で2回目の使用
さすがに階段では邪魔になるが、だいぶんとその扱いに慣れてきた。
乳の出る乳茸は食えるって
樹林帯の中は濡れてすべりやすい木の根っこや倒木
お花よりもキノコの宝庫だった。
怪しいキノコがいっぱい
『食べられるよ』と言われても食いたくねーーーー!
木々の間が少し明るくなっても、なかなか尾根には到達せず、
苦しい登りの連続である。
急登一辺倒のしらびその樹林帯をぬけると、サーっと視界がひらけた!
『なんじゃこりゃぁ???』
見渡す限りのゴロゴロの大きな石だらけ
ふと、地図に書いてあったコメントを思い出す。
『そういや、尾根の下はゴーロって書いてあったわ。
ゴーロってなんぞや?山岳用語かな?と思ってたけど、
もしかして、このゴロゴロのこと?』
まさに、ザレ場→ガレ場→ゴーロ
そんな順番で石の大きさが表現されている。
■---------------------------------->続く【6】
【1】山探し
【2】まったくどーすんの?
【3】問題の大安売り
【4】天然ブリの開き
【5】鬼坂