メンバーズBlog - 【2】ガッチガチ>北横岳
【2】ガッチガチ>北横岳
雪が斑につもったピラタススキー場のロープウェイ頂上駅より
ウチらは坪庭から少し外れて北横岳を目指す。
道は雪と土と岩と混じるようになり
足もとをちゃんと見て選んで歩かないと滑るような状態となってきた。
もっとしっかり雪がついてればええんやけど、
岩の上にへばりついてピカピカ凍ったのがイヤらしい。
景色を見ながら歩きたいのに足元ばっかみてるわ( ̄▽ ̄;)
ドキドキわくわく緊張気味のRちゃんが可愛い♪
『雪のあるとこは行きたくない』と言ってたのを
『雪山には行かないよ』と言って連れ出したのだ。
ウチも雪山や寒いとこには行くつもりはない
極度の冷え性やもん。
冷え性でも歩いてると汗だくだくで熱い!止まると寒い!
35分ほどで北横岳ヒュッテに到着
早っ!
■ 10:35 北横岳ヒュッテ 着
“揺らさないでください”やったかな?
乗ると壊れそうなことを書いてある木のブランコ
さしがに怖くて座れないと中腰になるが
Rちゃんが座れるならウチも座ればよかった( ̄▽ ̄;)
トーテンポールと戯れてみる
ここから2分先の目的の池“七つ池”まで行ってみる。
まさか!と思ったけど、、、、めっちゃ凍ってるやん!
エビの尻尾は見られへんかったし、一面に凍った池の風情も諦めてたわ。
池の真ん中が緩い感じで、池の端っこはガッチガチに凍ってる
既に、誰かが歩いた形跡もある
ヒョイっとRちゃんがロープの柵をまたいで氷の上に立った
『おいおいっ!割れるで!
っつーか、Rちゃんが立っても大丈夫ってことはウチも行けるやん』
でも、二人やと・・・
おそるおそるヘッピリ腰で氷の上に乗る
『あ、下の石が見えてるぐらい浅いやん』
『こんだけ凍ってたらスケートできるね』
『イナバウアー』
『トリプルアクセル!』
『スピードスケート』
『ジャンプ』
割れたら面白かったのに( ̄∀ ̄)
中々できない子供のときの夢をひとつ果たせたような感じやわ
雪国育ちでもあらへん、きっすいの大阪っ子やから
ちょっと雪が降ると犬みたいに駈けずり回るぐらいうれしかったし
凍った池の上を歩けるやなんて漫画の世界の話やったもんなぁ
さぁ、スタートが遅れた分、早くついたけど、
次ぎなる目的の北横岳山頂をめざそう!
意気揚々と歩き始めたものの・・・
うっはーーーー!!!!
さっみゅいーーーーーーぃ!!!
稜線に出ると容赦なく吹き付ける風!
本日の風速は10m弱の予報
体感温度がグングン下がりカラダは立ち止まるとガッチガチに冷えてくる
足早に北横岳山頂に到着しても360度見渡す余裕もない!
てっきり山頂やと思ったら、もう少し向こうにピークが!
せっかく記念撮影したのに!もぉっ!
『もう、景色はええわ!さむぅ!』
■ 11:15 北横岳 着
前穂から槍まで
トットと北横岳山頂を踏んだら写真はRちゃんに任せて木の影に潜むウチ
『寒すぎやん!』
次なる目的は蓼科山の向こうにある双子池
北八ヶ岳ってなだらかな草原の山ってイメージだったのに、
こりゃまた、思いもかけずの楽しい岩イワの登山道を延々と下る。
チョロっと雪がついたすべりそうな岩イワ(^▽^;)
坪庭にいたチビッコみたいにスッテンコロリンはしたくないから
しっかり手をついて下ると案の定、翌日は上腕が筋肉痛
Rちゃんも来年の穂高ジャンを目指して修行中
『双子池ってまだかなぁ』
『さっき、見えた!もうすぐ』とIサンは言うが
『うそつき!全然みえへん!もうすぐのような気がするだけやろ?』
延々とそんなやりとりをしながら延々と下るとやっとこさ双子池が見えた!
■--------------------------------------->つづく【3】