メンバーズBlog - スマホの小劇(GPS)
車に初めてカーナビを導入したのは15年くらい前になるかと思うが、使い始めてこんな便利なものは無いと感じた。天気の良い昼間だと周辺の山や町並みから凡その自分の位置は向かっている方向などはある程度把握できるものであるが、夜道でマイナーな道路に入りこむとまず方向が分からなくなる。仕方なく暫く走ると自分の今居る位置も分からなくなりパニックになる。こんな時にはカーナビは大いに助かる。また突然の渋滞や通行止めに遭遇した際に迂回路を探す時も非常に役立つ。
山でもGPSは大変重宝する。道に迷いそうになったときや特にホワイトアウトした際には地図とコンパスは殆役に立たない場合も十分ありえるのでこんな時はGPSが一番役に立つ。とは言えGPSは電子デバイスである以上当然弱点も当然ながら存在し、使用にあたってはその弱点を認識して持ち歩く必要がある。特にバッテリー切れや、めったには無いとは思うが故障や、躓いた際に液晶画面を壊してしまうと言った事も無いとは限らない。
いずれにせよ山歩きと同じくリスクを最小限に留める努力を怠らない事は必要である。
GPSは最終手段にすべきでは無く、地図とコンパスを使える様に常日頃使い慣れておくことも必要だとも思うが、地図に関しては頭に入れておくのがBESTではある。しかしながら初めての山ではなかなかそうも行かない。とは言え地図だって紛失してしまうリスクが必ずしもゼロではない。
かつてむかし、電卓が普及し始めた頃は電卓よりもそろばんの方が計算が早い人は沢山みえたと思うが、それは足し算引き算の世界、掛け算、割り算、三角関数となってくると電卓にはもはや太刀打ちできない。脳みそを鍛えるという側面ではそろばんの方が良いと思うが、生産性を考えた場合はやはり電卓には適わなくなってしまっており、もはやオフィスでそろばんをはじく姿を見ることは無い。
私が学生の頃はドラフターを使って図面を書いたものだが、もはや過去の遺物、CAD⇒3D-CADへと進化してきた。設計者には二次元図面で三次元空間がイメージできる能力が不可欠と言う人も居るが、もはやそんな時代では無くなってきた。3Dで図面を書かないとシミュレーションに使えない。(少々道が逸れてしまった)
次回はニュージーランドでの報告を少々
下記はMt.Johnハイキングのトラッキングルート