メンバーズBlog - 御嶽山ごちそうサン行
■御嶽山
剣が峰(標高3,067m)
王滝頂上(標高2,936m)
田の原(標高2,180m)
■天候:曇りのち晴れ:ほぼ無風
■2011年4月3日(日)
2年半ぶり!御嶽山(ノ´▽`)ノわーい
3000m級の山に自分で計画して自分で行って登って
日帰りで下りてきて家に帰宅して夕飯に間に合わせる
なんて、たいして山もやっていないころに無謀な山行をした思い出の御嶽山
一人で往復6時間運転し、万年雪の前でまったりとお弁当を食べ、
温泉まで満喫して午後6時には帰宅できたのだけど、
夫には無鉄砲な単独行を心配のあまりこっぴどく叱られた。
これがきっかけで山岳会に入るに至ったのである。
■05:00 集合出発
■07:45 おんたけスキー場着
■08:05 第一陣出発
さすが!会長、磯山サンはリフトが動き出す前にサッサと登り始めた。
そして、武市サンも!!!
のんびり組はゴンドラでゲレンデトップまであがるつもりが…
節電のため運行自粛中
おおーーーっマイガッ(;´Д`)ブルータスお前もか!?
せっかくシールを貼ったのに、リフト乗り継ぎで行くなら外すのかいな!?
ちょいと悩んだ末、最初の一基分はウォーミングアップ?ケチった?
シール登行となった。
フヒーーーっ
■8:30 第二陣出発
伊賀井、夏目、伊藤、磯部、馬場
ゆるやかなゲレンデのリフト一基分を30分たらずで登る。
初シール登行の磯部さんも最初は戸惑ってたけど、すぐに慣れたみたいね。
それにしても暑い!
歩き出しは暑いってわかってたけど、無風で気温が高いから激汗である
「冬型がきてるし、今日は寒い」なんて会長の言葉を信じて
1月2月の山スキーと同じ服装だった自分がアホやった_| ̄|○
風があったり、天候がイマイチの1月2月ならウォーミングアップして
一汗かいたあとは、ちょうどよかったのだが無風で4月の日差しじゃ暑くて当然
っつーか、風がないならジャケットを脱いでおけばよかったんやと後で気がつく自分がアホ
ジャケットを脱いで、手袋もフリースだけにしてからは快適な状態となった。
さて、ズル組は残りのリフトを二基乗り継ぎ、せっせとシール登行で登ってくる
会長たちの頭上をスルスルと追い越した。
■09:20 田の原(標高2,180m)
リフトに乗らなくても田の原まで道路が開通してると思った。
ここで全員集合!のはずが、武市さんがいない!
どうやら磯山さんのイケイケペースがきつかったみたい。
磯山さんはヘビの生殺しのように付かず離れずで上手くリードしてくれる
だから、付いて行こうとがんばりすぎると自滅するハメになる
ゲレンデ休憩の武市さんを残し、7名で田の原の鳥居をくぐる。
ヘビー級の磯山さん、伊賀井さんが先行し、間にライト、バンタム級、そして後尾に会長
最初の鳥居まではゆるやかなカーブが続く
まだまだ気持ちはカメラを出せるほど余裕のワタクシ
さっそくずっこけた磯部さんを激写( ̄∀ ̄)
あとから追いついてきた武市さんと夏目サンが合流し
パーティは3つに別れた。
『ハーハァーっ、ゼーゼェーっ』マジきつい!
クソーーーーっ!王滝頂上ホテルは目の前に見えるのに、ぜんぜん近づけへんがな
汗がドローっと垂れて目に入る
『痛いがな!滲みるがなーーー!!!』
口にも入る
『しょっぱいがなーーーーーー!!!』
塩分濃度が高い!水分が足りてへんわ!ヒぃーーーーっ
体についたウエイトが厳しくのしかかる
夏のベスト体重よりも3キロプラスや
還暦の会長の目の前で歳のせいにしたら怒られそうやけど
ちょっとサボるとスグに萎えてしまう自分の体が疎ましい
でも。。。なんだか楽しい。。。とニヤっとしながら登る
でも。。。でも。。。いつもみたいに体がアップしてこない
サボってたプラス高度の負荷なんやろなぁ
さて、そろそろ急登になり、スキー初心者の磯部サンも決断の時
登るのはできても、滑るほうが危ない。
傾斜がきつくなるがアイゼンを効かせようと思うとカカトは2段階ぐらいアップ
でも、それだと登るのにふんばれなくて、ズリズリと逆にすべる
クラストしてないからカカトを全部アップさせたほうが登りやすい。
でも、それだとアイゼンが効かない。
ガッツリとクラストしてたらウチみたいなシロウトは難しいなぁ・・・
3つにわかれた真ん中のパーティは会長、伊藤サン、磯部サンとウチ
伊藤サンは追い上げてトップの磯山組と合流
残りの会長組はシールをはがせる安全地帯まで登ってから
下方にいる夏目組と合流することを決める
■11:35 9-8合目の間ぐらいより下山
なんだ、たったの2時間程度しか登ってないやん
ゆっくり行けばもっと行けるやろうけど、無理してがんばる気にもなれず、あっさり下山
王滝頂上ホテルは近く見えても遠い
でっかい山のデッカイ斜面
ウッヒャーーーーーっ!!!!これは楽しい
大きなシュプール
自分で登ったものだけが頂けるご馳走である。
んがっ!もっとすごいご馳走が待っていた。
夏目サンたちが待っているとこまで滑り下りてきてビックリ
なんと!宴会してまんがなーーー
『うわーーーー!ずるい!やられた!うらやましい!』
この冬、ウチがやりたかった雪山宴会やってるやん
なんちゅう贅沢な\(^^\)三(/ ^^)/
さっそく座るスペースの雪洞を掘ってもらってる間に
会長到着
『こんなとこで酔っ払ったら危ない』なんて言いつつ、
ちゃっかり『冷えた白ワインが美味い』と言ってザックから出してくるし
ええっ!?どんだけ呑むつもりやねんっ!
しょっぱい汗をかいてカラカラの喉に極上のビールをグビグビする贅沢
中央アルプスの展望を肴にこのうえない幸せ
さらに、厚切り豚シャブまでご馳走になり
『こんなサプライズな御褒美を味わってアタック組に申し訳ないなー』と
心にもないことを言ってみる
武市サンいわく、『山頂には別の御褒美と満足があるから、いいの』だって( ̄∀ ̄)
もっと呑みたかったけど、女子が雪山で
レモンカキ氷を作っては申し訳ないので、ほどほどでやめておく
それどころか、ケツを出したまま滑落はしたくない!
■12:30 下山
山頂アタック組がそろそろ下りてくるだろうと見込んで宴会組も引き上げ開始
ザックリ滑るとすぐに林間となり、もっと滑りたいなぁと名残おしくなる。
転んでも痛くない埋らない雪質で体力も余ってることから
慎重さがぬけて雑だ
林間の中で遊んでたら、なんどか木にひっかかる。
はははは
下りてきてしまえば、さっきまでいた場所はあんなに遠くになっている。
最高の天気で顔が焼けてチカラがでない!なんてこともなく超満喫
■13:05 田の原の鳥居をくぐる
しばらく待って磯山組が下山
お疲れちゃーんと申し訳程度に残った美酒ガソリンで彼らの健闘を称えた
田の原からゲレンデトップまで登り返しドカドカとゲレンデを滑り降り山行終了
体力的にはまだまだ余りあるものはあった。まだまだできる。
もう、いいやーなんて、あっさり諦めた自分もスッキリしない。
ここまで来て上を目指さないのはシャクでもあった。
もっと、もっと、嫌になるぐらいまでやりたかった。
でも、あの一杯のビールがすべてを吹き飛ばすぐらい美味かった\(≧▽≦)/
■13:40 駐車場
■温泉500円
湯船はひとつしかないものの、お湯加減といい温泉の質といい
お値段もリーズナブルな秘湯でした。
ただ・・・シェイプアップも兼ねての山行だっただけに
この温泉で測った体重計に騙されたのはショックでした
マイナス2.5キロ!!!!
ありえない!と思っていたら、この温泉の粋な計らいなのでしょうか?
メモリの体重計のくせにマイナス2キロの誤差があります。
結局、体重は-0.5キロ
まぁ、2時間ぼっちの山行じゃ減らんわな
■18:00 犬山
■リフト利用代800円
■交通費一人1300円